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禁句のジューンブライダル
昨今、「皇室の重要課題」というと、国民の大半は秋篠宮家の長女、眞子さまと小室圭さんの結婚問題と答えるだろう。
2017年末から3年以上も続いてきた小室さん母子をめぐる「金銭トラブル」報道は、4月8日に小室さんが説明文書を出したのを機にますます過熱している。
同じ日、安定的な皇位継承のあり方を検討する政府の有識者会議のヒアリングが行われていたのだが、すっかりかすんでしまった。
皇室制度の最重要課題といえる皇位継承問題が“スキャンダル”報道に押しやられた図だが、実は両者は深く関連しており、皇室にとって同等の危機である。
こういうといぶかる声もあるかもしれないが、04年に故三笠宮崇仁さまがラジオ番組で語った「皇位継承危機の本質」を知ればうなずく人も多いのではないだろうか。
三笠宮さまは、皇位継承は男系女系の選択以前に配偶者の枯渇で危機を迎えると喝破した。戦前は天皇、皇族の配偶者は皇族か華族だった。多くの宮家が皇籍を離脱し、華族制度も廃止された戦後は「天皇制の外堀を埋められたようなもの」と三笠宮さまは表現した。
配偶者は一般国民から求めることになるのだが、三笠宮さまは報道が過熱することで「そういう立場になる人もおじけづくだろうし、一般の人が配偶者になるのは大変」だとして、仮に女系・女性天皇を認めたとしても、現実問題として配偶者を得られず皇統が断絶することを危惧していた。
そして「小室さん騒動」は三笠宮さまが懸念した未来図を引き寄せる可能性がある。この先「おじけづかずに」皇族の配偶者になろうという人がどれほど現れるだろう。
秋篠宮さまは記者会見で「多くの人が納得し喜んでくれる状況」を望まれたが、宮内庁内では「かえって意見百出して収拾がつかなくなった」という見方もある。
客観的に表しがたい「多くの人の納得」が皇族の結婚条件の前例になれば、配偶者を得るためのハードルはさらに高くなる。皇族の恋愛、結婚もタブーとせず自由に報道できる民主主義社会ゆえに、「配偶者」は天皇制の基盤を揺るがす要因になりつつある。
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婚約などを条件に望まれていると聴きます。そしてお相手は皇室の力を利用
し文書で綴って28ページの物語を出して来ましたが、結婚と言うのは親族に
認められ喜ばしい歓迎を受けるのが理想だと思います。皇室は血税を測って
家系を預かる出来事です。苦労をする前に知る事です。