東北新社が外資規制違反に絡み特損5億円計上も業績予想上方修正

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東北新社が外資規制違反に絡み特損5億円計上も業績予想上方修正

東北新社は19日、運営していた一部の衛星放送の終了に伴い、計5億6000万円を2021年3月期の連結決算に特別損失として計上すると発表したそうです。
衛星放送事業者の認定時、放送法で定める外資規制に違反していたため、5月1日付で洋画専門チャンネル「ザ・シネマ4K」の認定取り消しを総務省から受けていました。

放送終了に伴い遊休資産を精査し、4億8700万円を減損損失として計上するほか、放送サービスの提供にあたって事業者らと結んでいた契約の解約手数料なども、7300万円の損失となるそうです。

放送法では放送事業者に対し、外国籍の個人や法人の議決権を20%未満とするよう定めており、東北新社は2016年10月の認定申請時に、外資の議決権比率を20%未満と申告していましたが、実際はこの時点で20.75%だったことが2021年3月に発覚したことから、総務省から5月1日付で衛星放送事業に関する認定の一部取り消しを受け、4月末でザ・シネマ4Kの放送を終了したそうです。

同社は19日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正したそうです。
特損を計上したものの、CM制作などの受注状況が足元で好調だったことや、衛星放送などのメディア事業で経費節減効果が予想を上回ったことが寄与したようです。
営業利益は従来予想比15億円増の23億円、純利益は同1億円増の8億円としたそうです。
同社は20日に2021年3月期決算を発表するそうです。

決算発表の前日に業績予想の修正をするんですね。
普通は決算発表の前日には決算値は確定しているはず(もっといえば数日前には確定しているはず)なのに、このタイミングで業績予想を修正するんですね。
業績予想修正のタイミングが遅すぎると不信感を持たれそうですが、どうなんでしょうね。
それとも営業利益が従来予想の3倍近くになるので、好感をもたれるんでしょうかね。

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