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市場概況(5.19.2021


5月19日(水)の市場概況です。

1.日経平均

 OSCは-1%の40%で終了。5月13日の34%からは伸ばしておりますが、指数値も400ポイント近く上げており、再度押し目に入ったとみることもできるし、4月21日のOSC33%を起点にすれば、この時の指数値が9071ポイントでしたから、今日の指数値8442ポイントとは600ポイントほど押されすぎという見方もできます。
では、明日以降どうなるのか? はっきりせいよと言われそうですが、ここでVR改を見てみると、今日は再度100%を切って83%です。日経平均のVR改の最低値は3月8日の40%です。28743円が終値。5月13日には77%まで落としておりますが、実際の終値の下落は何日か後になって生じるのが通常です。それが今日出たと見れば、後は少しずつ切り上げていくのかも知れません。

しかし、過去の経験から、日経平均のOSCがこの1ヶ月で二度も33%、34%という低い数字をマークしているのは珍しいことです。これは3万円という節目の数字がきちんと抜けない状況に乗じて、利益確定の動きが断続的に出ているのではないかと思われます。つまり、大口の利確による「売り逃げ」とでもいいますか。その下がったところを買い求めている方もいる訳ですね。通常は機関が売れば個人が買いというパターンです。

2.TOPIX
 
 OSCは-2%の43%と抜け出ることができません。4月21日のOSC30%からのロングスパンでの見方をすると、この時の指数値5297ポイントと、今日の指数値5293ポイントはほぼ同じです。OSCは13%上げての43%ですので、売られすぎ状態とは程遠い位置取りです。

3.マザーズ指数

 こちらは、やっと明確に主力市場と相反する値動きを示しました。OSCは+7%の40%。5月11日の22%という前代未聞の低い数字からは着実に上昇させておりますが、指数値は、その22%をマークした時よりまだ30ポイント低い状態です。上げ余地があるとも言えます。但し、これもまだ50%台へと乗せるまでは紆余曲折がありそうです。

以上です。
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