日経平均は急反発後の一服

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日経平均は急反発後の一服

情報誌に掲載されました
詳しい内容はHP上段に書いています。
http://homepage777.life.coocan.jp/


私が書いている株日記(平日、朝と夕方の2回)

http://3masa.blog76.fc2.com/


勉強できる私の買い付け
http://33masa.blog81.fc2.com/


ツイッタ―
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株日記は「米国株について」を朝の8時頃
「日本株について」を夕方に(1日2回)更新しています。


4月23日 金曜日

日本株について
本日の日経平均株価は、167円安の29020円で取引終了。
米国株の下落を受けて売りが先行するも、すぐに買い戻されて下げ幅縮小。29000円まで戻すと動かなくなり、167円安で反落。


〇東証1部の売買代金と騰落状況
売買代金は2兆44億円、出来高は9億5501万株。
値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は1376、変わらずは106銘柄でした。

〇東証1部の業種別ランキング
11業種が上昇、22業種が下落
上昇率の高い順
空運、陸運、ゴム、不動産、電気・ガス

下落率の高い順
鉄鋼、機械、石油・石炭、非鉄金属、輸送用機器

〇日経平均採用銘柄の騰落率
値上がり銘柄数は79、値下がり銘柄数は139、変わらずは7銘柄でした。
上昇率の高い順
ANAホールディングス 3.38%高
小田急電鉄 2.66%高
東海旅客鉄道 2.53%高
住友不動産 2.19%高
東宝 2.18%高

下落率の高い順
Zホールディングス 3.87%安
パナソニック 3.47%安
小松製作所 3.17%安
SCREENホールディングス 3.12%安
ファナック 3.05%安

〇米国株による影響
ダウ平均 0.94%安(321ドル安)
ナスダック 0.94%安
S&P500指数 0.92%安

3指数揃って1%近く下げているので、日本株へのマイナス材料。
主因は米国における富裕層に対する増税。
詳しい内容は、朝に更新している「米国株について」こちらでご確認下さい。
増税は決定ではなく提案。また、増税でも長期的な観点から経済にはプラスという見方もできます。よって、米国株は数日のうちに落ち着く可能性もありますが(先の落ち着きは日本株にプラス材料)、前日の日経平均は679円高と大きく上昇していますから、売られる可能性が高いと考えていました。

〇ドル円相場による影響
1ドル107円後半。節目の108円を割り込みましたが、円高進まず。但し、米国株の下落と相まって売り材料に。

〇週末のリスク回避
本日の米国株は大きく下げましたので、明日も大幅に続落するのか反発するのか見極めたい投資家は多いはず。前者だと週明けの日本株にマイナス材料なので、リスクを回避する手仕舞いと手控えが多くなれば下げに拍車をかける可能性もありました。

〇売り圧力は前日の半分程度か
米国株は数日のうちに落ち着く可能性がありますし、短期で大きく上昇してきたことによる日柄調整中。投資家心理と需給関係は悪化していませんので、少し先をみれば日本株を売り急ぐ必要は無し。また、直近の下落(前々日までの2営業日で1200円の下落)で決算に対する期待が低下していますので、下落したところでは押し目買いする投資家もいたはず。

株価と決算の関係(絶対ではなく、そうなる傾向にあるというお話です)
株価の上昇に比例して決算に対する期待も高まります。
決算前に株価が大きく上昇していると、好決算でも織込み済みとなり発表後に売られる「発表売り」につながりやすい。失望決算なら叩き売り。

逆に、株価が大きく下げていると、好決算で素直に買われる「見直し買い」につながりやすい。失望決算でも「悪材料出尽くし」で買われることも。

「本日の米国株下落を嫌気する売り」と「先を見据えた買い」とがぶつかり合う展開。反落する可能性は高いと考えていましたが、売られたとしても前日上昇分(679円高)の半分程度(350円安)を予想していました。結果は、安値で418円安、終値167円安。

〇急反発後の一服
前日に679円も急反発していたことから、一服した印象です。

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