ソフトバンクGの孫会長が「最悪期に備え、現金8兆円確保」

[TAROSSAさん]

ソフトバンクグループ（SBG）の孫正義会長兼社長は、講演会で「最悪のケースに備え現金を積み上げている」と述べ、SBGがすでに約800億ドル（約8兆3000億円）の現金を手元に確保したと明らかにしたそうです。

孫氏は米紙ニューヨーク・タイムズのオンライン講演会に登壇し、新型コロナウイルスについて「今後2～3カ月は大きな状況悪化が起こりうる」との認識を示したそうです。

ワクチン開発の進捗を受け「長期的には楽観視しているが、短期では悲観している」と述べたそうです。

積み上げた現金の使途については人工知能（AI）企業への投資や自社株買いなど「多様な選択肢がある」とのことですが、市場で観測の強まっているMBO（経営陣が参加する買収）によるSBGの非上場化について問われると「そうした話はコメントできない」と言及を避けたそうです。

SBGは米シェアオフィス大手のウィーワークに数兆円を投じましたが「多額の資金を投じたのは間違いだった」と述べたそうです。

ウィーワークは創業者で前最高経営責任者（CEO）のアダム・ニューマン氏の過度な事業拡大が経営難を招いたそうです。

孫氏はニューマン氏について「とても賢く才能がある人だ。今でも好きだし尊敬している。彼がいつか成功することを確信している」と話したそうです。

SBGの非上場化についてコメントできないということは、少なくとも検討はしているだろうし、また、実際話もけっこう進んでいるのかもしれませんね。

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