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6月に大きく上昇のANAP、今後の展開は?

カジュアル衣料のANAP(3189)が、今後の期待が膨らむ動きを見せている。

まずこの3年ほどの動きを振り返ってみよう。2017年から2018年5月までは緩やかな上昇トレンドだった。2018年5月に高値1635円をつけて以降は上値を切り下げる展開となり、2018年8月には52週移動平均線を割り込んで、長期の低迷相場入りとなってしまった。


しばらく安値圏で小幅な動きが続いていたが、2020年2月に、サポートラインとなっていた540~550円水準を週足終値ベースで割り込んで大きく下落。ようやく下げ止まったのは200円台前半だった。


復調の気配を見せたのは5月で、250円付近での横ばいの動きが続いていたものの、下がってきた13週移動平均線の上に定着。ここからの動きが凄かったのだが、6月に急反発を見せて1400円台もタッチした。しかし勢いは続かずに、現在は778円(7月9日終値)となっている。


数か月の間に、株価が7倍近くにまで上がり、その後は高値の半分まで下げるという激しい動きを見せた。

注目したいのは、やはり6月の上昇で、この動きによって過去1年の高値(2019年7月の742円)を週足終値ベースで上抜けた。出来高も伴っている。


これは一つの「大化けサイン」になりうると見ている。(すでに約7倍を達成しており、それも大化けといえるが、現在の水準から今後さらに大きな上昇も見込めると思っている)


6月の急騰をきっかけに一気に1500円、2000円へと高値更新を続けてもおかしくなかったが、一旦勢いを削がれた。しかし、高値掴みを警戒して買うに買えない状態よりも、安心して買い拾えるに形なったといえるではないか。

取り組み方針としては、大化け期待を込めて、現水準から打診買いを始める。13週、26週、52週の各移動平均線が450円~550円に集まっているので、この辺りまでは買い下がっていってよいだろう。


目標は、まずは直近高値の1419円、第2目標は1635円(2018年5月の高値)、その次は2680円(上場来高値)。

反対に440円を週足終値で割り込んだ場合は撤退する。


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