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堕天使を救うサタンだったFRB

素人のひとりごと日記です。


ご存じのように、FRBは、追加の金融緩和で
ローン担保証券(CLO)、商業用不動産ローン担保証券(CMBS)
そして堕天使債も購入対象にしています。
(危ない金融商品を購入する理由は理解しているつもりです)


まず、CLOについて


これから起きる金融危機を理解する上で、CLOは重要です。


野村証券 証券用語解説集より


Collateralized Loan Obligationの略称で和訳は
ローン担保証券 資産担保証券の一種である 


金融機関が事業会社などに対して貸し出している貸付債権(ローン)を
証券化したもので、ローンの元利金を担保にして

発行される債券のことをいう(野村証券 証券用語解説集)



昨年のCLOに関連するBloombergニュースから引用します


農林中央金庫がローン担保証券(CLO)

投資を急拡大していることに関連し、


吉川貴盛農相(当時)は4月18日の参院農林水産委員会で、

仮に損失が発生すればJAバンクなどの系統金融機関に
甚大な影響を与える恐れがあるとの認識を示した
(2019.4.18 Bloomberg)



日本の銀行の一部は懸念すべきほど高水準の

ローン担保証券(CLO)を取得していると

ローゼングレン総裁(ボストン連邦銀行総裁)は分析 


「低利回り環境と相まった利回り追求を狙ったと

受け止められる動きは、将来的に万が一世界的な

リセッション(景気後退)に見舞われた場合、

日本の銀行が引き続きレジリエンス(回復力)を

保ったままでいられるか重要な疑問を生じさせる」

と警戒感をにじませた
(2019.6.21 Bloomberg)


・・・


投資銀行の方から、聞いた話ですが、

CLOなどの証券化商品は大儲けできるそうです。


唇を舐めながら


「儲かった~」


と言っていました。


儲けさせてあげるのは、日本の農林中金、ゆうちょ銀行、

日本のメガバンクなどです。


先日、日経新聞に農林中金のトップの方の記事が出ていました。

購入しているのは、AAAの金融商品だから大丈夫~と書いていましたが

リーマン・ショックと同じ失敗を繰り返しています。


“Déjà vu“ 『既視感』を覚えます。

(リーマンショックの時も同じことがあった)


“Déjà vu“ とは


実際には一度も体験したことがないのに、

すでにどこかで体験したことのように感じること
実際には一度も見たことがないのに、すでにどこかで
見たことのように感じること


将来わかります。


そもそも農林中金の本来の使命は、農業関係者から集めたお金を使って
農業の発展のためにお金をつかうべきなのに


ずるがしこい投資銀行の人にすすめられて

訳のわからない証券化商品に投資するなど
いかがなものでしょうか・・・


話戻って


「フォーリン・エンジェル(堕天使)」とは、
かつて投資適格であったものの、発行体企業の
経営環境の悪化から信用力が低下し、
投機的格付に格下げされた銘柄を指します。


投資適格債から投資不適格債(ジャンク債)

になった銘柄のことですね。


その堕天使をFRBが助けると発表しました。


堕天使とは


神に反逆し、罰せられて天界を追放された天使


天使の身でありながら様々な理由により、
天界を追放(=堕天)される事となった天使達の事で、
キリスト教では追放された天使が悪魔になった


神から離反し、悪魔とともに人間を堕落させる存在


などとあります。


ようするに、悪魔のことですね。


普通に考えれば、

悪魔を助けるものは、天使ではありません。
悪魔を助けるものは、悪魔だと思います。


民間企業のFRBの正体は何か、もっと詳しく知ることも重要ですが、
その件は、難しいので専門家にお任せします。
(関連する本も出版されています)


市場関係者の話を聞くと


「FRBが助けてくれる」
「FRBに追加の金融緩和を期待する」など


FRBを危機救済の天使のように語っていますが


お金をばらまき続けるFRBは、天使なのでしょうか?



素人の立場で今回のFRBの追加の金融緩和を考えると

堕天使を救うのは天使ではないので

FRBは、天使でなく、悪魔(サタン)だったことがわかります。


これから起きることで、わかるかもしれません。


堕天使債の動きは今後も注意して見ておく必要があります。


1929年の世界大恐慌のときも、ジャンク債(投資不適格債)は
買い手不在になり、急落しています。


以下、週刊エコノミストOnlineの世界大恐慌と

ジャンク債に関する記事です。


1931年5月、オーストリアの大手銀行が倒産し、

ドイツにも金融危機が飛び火した
英国は両国に多額の投融資を行っており、

それを不安視した諸外国はポンドを

金に兌換する動きを強めたので、英国の金準備は枯渇


そこで英国は同年9月、金とポンドの交換停止と同時に

公定歩合を引き上げて、ポンド防衛を図った 

基軸通貨国(当時、基軸通貨の役割を果たしていたのは英ポンド)

の利上げに各国とも追随したので、全世界の金利が上昇してしまう 


この間、低格付け債の利回りは株価暴落後にじりじり上昇していたが、
金本位制停止後はさらに急騰した 


パニック時には低格付け債の買い手が不在となるので、
こうした債券を大量に保有する金融機関の資産はさらに悪化する


現在も低格付け債を大量に保有する金融機関は多いが、
来たるべき危機時のダメージは30年代の比ではない
(2019/7/19 週刊エコノミストOnline)


堕天使債についてもっと書きたいところですが、
長くなるので、ここで終わります。



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