三菱自動車が黒字から260億円の赤字に下方修正し配当も見送り

[TAROSSAさん]

三菱自動車は、令和２年３月期の通期連結業績予想を見直し、最終損益を50億円の黒字から260億円の赤字に下方修正するそうです。

新型コロナウイルス感染拡大による世界的な需要急減で、主力の東南アジアをはじめとした販売台数が大幅に減ったためで、10円の予定だった期末配当も見送るそうです。

通期最終赤字は燃費不正問題で1985億円の赤字だった平成29年３月期以来、３年ぶりとのことです。

こうした業績悪化を受け、益子修会長や加藤隆雄最高経営責任者（ＣＥＯ）ら代表執行役と執行役、執行役員について基本報酬を20～30％減額し、業績連動報酬を支給しないこととしたそうです。

期間は令和２年度の１年間とのことです。

通期売上高予想は２兆4500億円から２兆2700億円に、営業利益は300億円から120億円に、それぞれ下方修正し、５月19日に決算を発表するそうです。

同社は、新型コロナによる経済活動停滞で「例年通りの年度末の販売拡大は不可能となり、全地域で急激に販売が落ち込んだ。いっそうのコスト削減に取り組んだが、需要環境の急激な悪化が想定を大きく超えている」とのことです。

部品系も含め自動車業界も厳しそうですね。

7211：290円