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経済を制するもの相場を制す

「株ってどうやったら負けずに勝ち続けられるのですか?」と聞いてくるビギナーや中堅の経験者がいるが、その質問は剣の達人宮本武蔵に対し、どうしたら相手に斬られずに剣を極められるのかと聞いてるようなもので、全くの愚問である。何故ならその答えを聞いたところで、宮本武蔵には到底なれないからである。宮本武蔵ならなんと答えるだろうか、間合いを制するものが剣を制するとでも言うのだろうか。まさに株もこれと同じく、経済を制するものが相場を制するのである。なんとも抽象的な答えに聞こえよう。但し、わたしはこの言葉に尽きるとおもっている。一言で経済といっても幅広く、果たしてこれを本当に極めている学者がいるのかどうかも疑わしいが、相場に必要な経済はテキストで学ぶ経済学ではない。実戦的経済学である。例えば、ある出来事で景気が悪くなり、それが企業にどの程度の影響を及ぼし、またどの程度の時間軸で企業の生産性、財務体質が改善するのかというのは、実際にそれらの企業にモノを売ってる立場から取引金額や顧客の財務諸表を眺め続け、肌感覚として感じ得ない限り、実体経済は掴めないと思っている。剣に例えるなら、死を覚悟した実戦経験で感覚的に修得していく決闘の間合いがそれにあたるだろう。ただし、相場の世界が剣の世界と大きく異なるのは、相場は相手の出方が読みやすいということだ。相手とは経済である。何故なら経済は剣の太刀と違って変則的な動きがそれほどないのである。むしろ過去に辿った動きを好む傾向にあると言えよう。過去の動きを把握しながら、変化が現れるであろう時間軸を押さえて勝負をかければ、案外あっさりと勝てるものだ。いっちゃ悪いがわたしに言わせれば、相場の8-9割は初心者で1-2割が熟練の経験者だ。この経験者に勝てばよいのだ。時には莫大な資金力と神掛かった勘を頼りに勝負を仕掛けてくる手強い相手もいるが、こういうのはほんの一握りで、経験者といってもその大部分はこれまで自ら培った勝ちの方程式を信じ、実直に実行しているものばかりだ。それらは気にする相手にあらず。相場は経済の上に成り立っており、何度も言うがその経済とは実体経済だ。経済を制するもの(動きが読めるもの)が相場を制するのである。
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