セブンとローソンが新型コロナで業績を見通せず業績予想見送り

[TAROSSAさん]

セブン＆アイ・ホールディングス（ＨＤ）とローソンは９日、令和３年２月期の業績見通しの発表を見送ったそうです。

令和２年２月期の連結業績は堅調な２社ですが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う事業影響が見通せない中、合理的な算定が困難なためとのことです。

セブンの井阪隆一社長は決算会見で「日々刻々と状況が変化している。不確定な数字を出して混乱させてはいけない」と述べたそうです。

グループの成長の柱と位置付ける北米コンビニエンスストア事業も新型コロナの影響を受け、中期経営計画についても発表を延期したそうです。

両社とも令和２年２月期の連結業績は堅調で、セブンは売上高が前期比2.2％減の６兆6443億円、本業のもうけを示す営業利益は3.1％増の4242億円、最終利益は7.5％増の2181億円と、売上高は減収ながら過去２番目を記録、営業利益は９期連続、最終利益も３期連続で過去最高を更新したそうです。

ローソンが９日発表した令和２年２月期連結決算も、売上高が4.2％増の7302億円、営業利益は3.6％増の629億円、最終利益が21.4％減の201億円と増収減益だったそうです。

主力のコンビニ事業は既存店売上高が前期比0.1％増と客数減少でも高単価なオリジナル商品が好調で客単価を押し上げたそうです。

ただ新型コロナによる外出自粛で、令和３年２月期は見通せない状況のようです。

ローソンの竹増貞信社長は「加盟店の市場環境が激変している」と状況を語ったそうです。

セブンは堅調なコンビニ事業の一方、百貨店事業は最も売り上げがある昨年12月～今年２月の第４四半期に消費税増税後の反動減と新型コロナの影響があったため、売上高が前年割れして大幅減益と苦戦中で、昨秋発表した構造改革を見直し、人員削減数を100人上乗せすることも公表したそうです。

ローソンもホテル内の店舗などで「休業や時短営業を選択する店舗が出ている」（竹増氏）として、今後を不安視しているようです。

いつになったら落ち着くんでしょうね。

愛知県も明日（もう今日ですね）独自に非常事態宣言を出すようですし、大変になりそうです。