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FOMCの記録(2020年1月28日~1月29日)

・昨年12月の前回会合以降に入手した情報では、労働市場は力強さを維持し、経済活動は緩やかなペースで拡大してきたことが示唆された。雇用の伸びはこの数カ月ならしてみると堅調で、失業率は低い水準が続いた。家計支出は緩やかなペースで増加しているが、企業の設備投資と輸出は弱いままだ。前年比ベースでは全般的なインフレ率および食品とエネルギー以外の項目のインフレ率は2%を下回っている。市場に基づくインフレ調整指標は引き続き低水準で、調査に基づく中長期的なインフレ期待の指標はほぼ変わっていない。
・連邦準備法に定める責務に従い、委員会は最大限の雇用確保と物価安定の促進を目指す。委員会はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを1.50-1.75%で据え置くことを決定した。委員会は現在の金融政策スタンスについて、経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場、および委員会が目指す対称的な2%目標にインフレ率が戻るのを支えるために適切だと判断している。委員会はFF金利誘導目標レンジの適切な道筋を精査しながら、世界的な動向や抑制されたインフレ圧力など経済見通しに関する今後の情報が示唆するものを引き続き注視する。
・FF金利誘導目標レンジを今後調整する時期と規模を判断する上で、委員会は最大限の雇用確保の目標と対称的な2%のインフレ率目標に関連付けながら、経済情勢を現状と予測の面から精査する。この精査では労働市場の状況を示す指標のほか、インフレ圧力やインフレ期待の指標、金融・国際情勢に関する情報などを幅広く考慮する。
・このFOMCの金融政策に対し、パウエル議長、ウィリアムズ副議長、 ボウマン理事、ブレイナード理事、クラリダ連邦準備制度理事会(FRB)副議長、ハーカー総裁、カプラン総裁、カシュカリ総裁、メスター総裁、クオールズFRB副議長が賛成した。

・主要金利は据え置いた。以下、幾つかの補足。
①IOER(超過準備預金金利)は、5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げ1.6%とすることを決定-実効FF金利を誘導目標レンジ内にとどめることを目的としたテクニカルな調整。
②翌日物リバースレポ金利も5bp引き上げ1.5%とし、タームレポと翌日物レポを少なくとも4月まで継続することを決めた。
③家計支出については「緩やかな」ペースで増加していると、判断を下方修正。従来は「力強い」ペースとしていた。経済活動については「緩やかな」ペースで拡大、また「力強い労働市場」との判断は据え置いた。
④・新型コロナウイルスの感染拡大について、パウエル議長は「非常に慎重に状況を見守っている」と語った。

・・・やっぱ④が一番気になるなあ・・・(´Д`;)
引きこもってるのが一番安全かも?

リンク:FOMCの記録(2019年12月11日~12月12日)
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