2018年日本のフッ化水素の輸出総量は、3万9720t。
うち、3万7000tぐらいが韓国向けであった。
ということは、1か月300tぐらいの使用になる。
2019年の7月の管理強化で、8月、9月は輸出されていない様子で10月も似たよう状態と思える。
ここで、工場内部の様子を推測してみる。
その前に森田工業の社長は、フッ化水素の保存は1か月だという。
それ以上になると容器の内部が溶けて純度が落ちると述べている。
毎月300t消費してきた韓国企業は、現在どうなっているのだろう。
どこかから300t輸入されていないといけない理屈になる。
純度の違うものが、どこかから得ているのだろうか。
工場の稼働性というものは、我々が思う以上にデリケートだろう。
粗悪なものを使うと後に生産ラインに後遺症が発生すると聞く。
毎月300tものフッ化水素を供給できる企業は、日本以外でどこにあるだろうか。部品が少なければ一部の生産ラインをストップさせるか、工場を閉鎖しているかのどっちかだ。
どこかの大きな工場を閉鎖してさらに中小の工場も止まっていないとソロバンがあわない。フッ化水素300tは、そんな規模だろう。
ところが、そんな情報が流れてこない。