加工肉のニトロソアミン問題は、ビタミンCで防ぐ

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加工肉のニトロソアミン問題は、ビタミンCで防ぐ

ソーセージやハム、ジャーキーなどには亜硝酸ナトリウムという発色防止剤が含まれている。この亜硝酸ナトリウムが肉に含まれているアミンと反応すると、強い発がん性のあるニトロソアミンを生じてしまう。昔からTVでたまに放映されていて、その対策にビタミンCが有効だと言われている。

因みに過去、ドイツである大学の化学教授が妻を殺害すべく「ニトロソアミン」をもったジャムを食べさせて成功したという。肝臓がんになったという。しかし、当時の警察がニトロソアミンを検出して、御用になったという(以下書籍のP.56より)。

一般的に、加工肉や牛肉を食すヒトに大腸がんの発生率が高いと言われている。この原因が、先に述べたニトロソアミンである可能性もあるけれど、海外で牛肉などに盛んに使用されている天然もしくは合成の女性ホルモン剤が原因である可能性もある。

年次的に増えだしている大腸がんと、輸入肉の増大からいって、女性ホルモンの方が犯人である可能性が高いのではないか?あるいは、もともと潜在的な原因であったニトロソアミン問題に、女性ホルモンたっぷりな肉類とでガン発生の相乗効果が発揮されている可能性もある。

いずれにしても、過去の文献データをメタ解析してこれらをあらわすことは困難だ。過去のデータで牛肉や加工肉を食べていることがわかっても、その肉をホルモン剤の使用有無で鑑別することが、今となっては難しいからだ。

★「コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品」
  渡辺雄二著 だいわ文庫 2010.5.15.第1刷 2012.1.5.第18刷

対策として、肉類は国産を選ぶ、国産加工肉でも同時にビタミンCを摂取するというのが、大腸がんのリスクを減らすことになるかも知れない。

    *

ところで、渡辺雄二氏の食品添加物に対する知見はとても有益なのだけれども、流行している糖質制限の知見が大きく欠けているので、その点に留意して読まないとイケない。どーも、このおとっつぁんは炭水化物が大好きな模様なのだよ。

PS:10/12の番組で、東京医科歯科大のヒトが脂肪の取り過ぎが肥満の原因みたいなことを言って、たしかに揚げ物など控えて被験者の体重が5kg減ったのだが、これは糖質制限に詳しいヒトから言うとパラドックス。糖質を制限しない環境下で脂肪を摂れば、それは相乗効果で内臓脂肪が出来上がり太る。なので、糖質を制限しない環境下で脂肪摂取を控えれば、それは体重が少しは減るという理屈。

糖質をしっかりと制限してケトン体質に生まれ変わり、そのときに中鎖脂肪酸などの脂肪を摂ると、内臓脂肪が燃えてもっと減量できるというのが本筋。元凶は糖質過剰摂取によるインスリン抵抗性の増大と、それによる内臓脂肪蓄積作用の増大によるとされる。






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