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家電量販4社の決算は五輪需要で4Kテレビ好調により3社が増益

家電量販4社の2019年4~6月期の連結決算が出そろい、ヤマダ電機とケーズHD、ノジマの3社が前年同期比で営業増益だったそうです。
約10年前の政府の景気刺激策などで売れた家電が買い替え時期に差し掛かり、2020年の東京五輪に向けて高価格な4Kテレビの販売が好調だったようです。
各社は今後、消費増税を控えた駆け込み需要の本格化に備えるようです。

6日に決算発表したケーズHDは営業利益が18%増の72億円で、けん引役はテレビだそうです。
2009~11年は政府が実施した「家電エコポイント制度」による特需があり、2011年には地上デジタル放送への完全移行に伴う買い替えが起きたそうです。
こうした時期に購入されたテレビなどが更新期を迎え、新製品を買い求める消費者が増えているようです。
大容量の冷蔵庫や乾燥機能付き洗濯機などの高価格商品の売れ行きも良く、価格が少々高くとも、共働き家庭を中心に家事を少しでも効率化したいという顧客層をとらえたようです。
5月の気温上昇でエアコンの4~6月期の売上高は3割増えたそうです。

最大手のヤマダ電の営業利益は60億円と2.7倍になったそうです。
4K放送の開始や2020年の東京五輪の開催を控え、テレビ販売が堅調だったようです。
特に有機EL素材や4K技術を採用したテレビなどの「高価格帯が伸びている」(ヤマダ電の岡本潤取締役)そうです。
スポーツ観戦を大画面や高画質で楽しみたい人の需要を取り込んでおり、買い替えの動機づけになりやすいとみて接客を強化している効果が出たようです。
前期までに進めた在庫削減効果もあり、粗利率は1.6ポイント改善の29%だったそうです。

ノジマは、16%増の36億円と、4~6月期として最高益で、比較的単価の高いエアコンや洗濯機など白物家電の販売が順調に伸びたそうです。

一方、エディオンは販売促進に向けたコストがかさみ、営業損益で28億円の赤字(前年同期は10億円の黒字)を計上したそうです。
6月に大阪市と広島市で大型店を相次いで開業、新規顧客開拓に向けた価格攻勢で採算が悪化したようです。
他社と同様、白物家電の売れ行きはよかったですが、コスト増が重荷となったようです。

2019年4~6月期の売上高は4社そろって増収だったそうです。

2020年3月期通期の営業利益の見通しは4社とも据え置きましたが、各社が注目するのは今秋に迫った消費税増税前の駆け込み需要のようです。
洗濯機などの高価格帯の商品を中心に販売が一段と活性化するとみており、業績予想にも織り込んでいるようです。
ケーズHDの平本忠社長は「増税に備え(家電の)仕入れを増やした」と話したそうです。

ただ、家電量販大手の株価は振るわず、2018年末からの株価騰落率はヤマダ電が14%安、エディオンが11%安、ケーズHDは11%安、ノジマが22%安で、各社とも日経平均株価(3%高)を大幅に下回ったそうです。

楽天証券経済研究所の窪田真之所長は「耐久消費財を扱う家電量販店は消費増税後の反動が大きく出る可能性がある」と指摘したそうです。
各社とも通期では営業増益を見込んでいるが、市場はすでに来期以降も視野に入れて、反動減や個人消費の動向がどうなるかを警戒しているようです。

我が家でも冷蔵庫の取っ手が壊れたので、増税前の買い替えを考えています。
先日某量販店に見に行きましたが、けっこうするんですね。

9831:454円、 8282:965円、 7419:1,736円、 2730:961円
1件のコメントがあります
  • イメージ
    yoc1234さん
    2019/8/7 08:49
    おはようございます。

    消費税で高額商品が売れてる。

    8%から10%になると、金の延べ棒は2%値上がりする。

    これ究極の大儲けかもね。
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