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「ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか?」

この書籍の途中で、ヒトを解剖する風景が書かれている。
自宅に安置していた大御所の遺体の顔と、数日前に行った火葬式で骨になった大御所を思い出した。明るく送り出そうと前々から思っていたとおり、哀しみのような感情はほとんど湧き上がってこなかった。それよりも、今までに頂いてきた大御所からの愛情に十分すぎるほど満たされており、満足感の方が無限大に大きく感じられた。

現代は都市化が進んでいると、著者は書いている。
都市化というのは、徹底的に自然を嫌うので、土が見えていては気に入らずアスファルト化してしまう。同じように、ヒトの死というのも自然なので、都市化された町では徹底的に忌み嫌われる風潮があるのだが、元来、どうして死を嫌う必要があろうか。誰にでも、それは普遍的にやって来る。

★「ヒトはなぜ、ゴキブリを嫌うのか? ~脳化社会の生き方~」
 養老孟司著 扶桑社新書 2019.3.1.初版第一冊

養老孟司の書籍はひょっとして、神奈川県で最も売れているのではないか?
鎌倉や相模原の風景がしばしば描かれているので、オイラはそー思う。

同時に、読んでいると養老哲学というものに触れることになるので、それがまたオモロかったりする。

都市化された町というのは、建築家などの頭にあった設計図が実現化したものといえる。そうならば、私たちはその建築家の頭の中で生きているとも置き換えられないか。

養老の話を聴いていると、酒好きのヒトならば、酒場で仲のいい常連と話しているような錯覚を覚える。なので、養老の書籍が発刊されると、「あー、また養老ちゃんと飲める」などと思ってしまい、自然と書籍に手が伸びるに違いない。この静かな中毒性は、一度知ってしまうとハマってしまうのだ。

もっと、書いてちょーだい。




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