ゴルゴダの丘さんのブログ
ガンホーの決算をひもとく。
タイトルは、かっこーいいんだけど、中身はうすっぺら。
まず、業界のコンセサスは、あてにならない。
今回の業績予想での専門家の予想は、やはり間違っていた。
どうみても低すぎるとおもっていたが、案の定だった。
だから、ガンホーの業績は、『良かった』と言える。
いいえ、言えません。
親会社の当年度売り上げ 623億円・・・・・前年度765億円(対マイナス18.5%)
子会社の 同上 297億円・・・・・・前年度157億円(対プラス89%)
親会社の当年度経常利益 239億円・・・・前年度339億円(対マイナス29.5%)
子会社の 同上 26億円・・・・・・前年度 3億円(対プラス735%)
細かな数字は、省略してあります。
売り上げは、子会社に助けてもらった。
連結での売り上げは、前年度923億円、今回も921億円とほぼ変わらず。
しかし、経常利益は、以下のとおり
連結での経常利益
前年度343億円、今回266億円 (対前年度 マイナス22.3%)
売り上げは、変わらないけど利益は落ちている。
これは、子会社の利益貢献度は、小さいからで、やはり親会社の利益率が非常に大きいことによります。
親会社の売り上げの38%が経常利益になっている。
一方子会社のそれは9%が経常利益である。
来期の予想
今の流れをそのままあてはめて推測すると以下。
売り上げ 親会社500億円、子会社も500億円、経常利益は連結で225億円
やはり課題は、親会社の利のある売り上げのアップ
それをどうやって達成するのかだろう。
参考に親会社の売り上げ
H28 1054億円
H29 765億円
H30 623億円
投資判断基準
親会社の月平均売り上げ50億円以上
子会社の世界展開
注目は、アメリカとやがて予想される中国のテンセントによるゲーム配信
ダークホースが日本国内での子会社ゲームの配信。