2018.07.30
あっちは、トレードを習った。その過程で、もっともやっかいだったのは、優秀な同期の存在だった。
奴らが気づくことが、私にも気づきになる、というどう考えてもオバカな路線を走ってしまった
職業トレーダーとして、やっていける今となって、振り返るからわかるのであって、ドツボ落ちしていた当時はわからなかったことが、他人と自分は違うという、あまりにも、あまりにも当たり前すぎる事実だ。
色々なトレードの教室や、セミナー、webセミナーなんかがある。
各教室の先生方が、「ココがキモ」っていうのを教える。
例えば、横ラインの意味に気づいて成功の波に乗ったから、横ラインを力を入れて教える
ぶっとぶためには、高値を超えていく意味に気づいて成功の波に乗ったから、三角上ぬけに力を入れて教える
山越え谷越えに力を入れる人もいりゃあ、サイクルに力を入れる人もいる。移動平均線大循環なんてのもあるし、○○式カギ足とかね。
あっちの師匠は、押しの深さや詰まりについて、力を入れて教えるな。
ところがだ。それに気づいたからって、みーんなそれで稼げるとは、これっぽっちも限らないのだ。
それは、本当の意味でオマエが気づいていないからだ、という意見もあるだろう。
だが、あっちは、そうは思えないのだ。自分がその路線をはずれたからだ。
この考え方が正しい = そのとおりだ
この考え方だけが正しい = すいません、あっちはその路線を外れました
エライ人、強烈に成功した人は、自分こそが正しいと、本人も考えるし周りもそう対応する。
だけど、必ずしもそうともいえないってことは、世の中にあふれかえっている。
トレードだけがその範疇にないということは、考えにくい
あっちが気づいたことは、他の同期には当たり前すぎて、何言ってんの今更・・・? だったかもしれない。
優秀な同期が気づいたことが、あっちにはこれっぽっちも役に立たなかった。にもかかわらず、あっちは他人の気づきを重視して、自分の内側からの声を聞こうとしていなかった。
他人の気づきに期待しすぎてはいけない。
自分が稼ぐ道は、他人の言葉の中により、自分の行動の中にある。
自分の行動がわからない? そりゃあ、わからんと思ってるだけだ。売買記録を見てみればいい。そこには自分の行動が、目に見える形で現れている。
とわかるまで、あっちはドツボ落ちしっぱなしだった