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我々は選択という刑に処せられている

 
選択肢は多いほど良い …という物でもないらしい。
人によっては、多すぎる選択肢は、
より良い選択肢・最高の一品を選ぶために時間と労力を使い、満足できなくなる…
逆に選んだものが期待通りではなく、不満が溜まってしまうこともあるそうです。
 
そういった意味では、投資の選択肢は膨大です。
 
日本に上場している株だけでも何千とあり、
株以外にも、債券、外貨、ファンド、不動産、貴金属など何種類もあります。
 
すべてのことに精通するのは不可能に近い。
どれか一つのことだけでも、十分な経験を得るのは何年かかるかわかりません。
 
なので、ある程度絞る事になります。
 
車が好きで国内外の自動車メーカーに精通しているなら
自動車や自動車部品メーカーに投資するのもよし。
 
外食が好きで、今どんなお店が出店しているのかわかっているなら、
外食産業に投資するもよし。
 
どの企業、どの分野が今後伸びるのか分からなければ、
選択をやめてインデックス投資をするのも良いでしょう。
 
もちろん今は景気の後退局面だと思うなら投資を控えるべきでしょう。
そして景気の波がわからないなら、アセットアロケーションをしっかりやっている
バランスファンドを買えば良いでしょう。
 
私たちの前には無数の選択肢があり、
その選択をする/しないは、他ならぬ私たちが決めることです。
 
最良の選択ができれば素晴らしいが、投資においても実生活においてもなかなかそれは難しい。
 

「人は自由という刑に処せられている。」 これはサルトルの言葉。

もしかしたら現代人は選択という刑に処せられているのかもしれません。

 
少なくとも悪いものを避け、最高でなくてもそれなりに良いものを得て、
満足できる成果を得たいものですね。

 

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