ヤマダ電機は、子会社で東証１部上場のヤマダ・エスバイエルを株式交換によって９月１日付で完全子会社化するそうです。
ヤマダ・エスバイエルホームは８月29日付で上場廃止となるそうです。
ヤマダ電機は現在、家電と住宅関連サービスの複合店の展開を広げており、完全子会社化で意思決定の速度を上げ、相乗効果を発揮しやすくするようです。
ヤマダ電機は2011年に注文住宅のエス・バイ・エルを買収し、2013年に同社の社名をヤマダ・エスバイエルホームに変更しており、現在はヤマダ・エスバイエルホームの株式を51.78％保有しているそうです。
ヤマダ・エスバイエルホームはヤマダ電機の店舗に住宅販売の拠点を設けるなど提携を進めてきましたが、2018年２月期の連結最終損益が27億円の赤字（前の期は２億9000万円の赤字）となるなど、業績は低迷が続いているそうです。
ヤマダ電機は完全子会社化について「短期的な株式市場からの評価にとらわれない機動的な意思決定が可能になる」と説明しているそうです。
ヤマダ電機は「家まるごと」をテーマに、家電から住宅販売・リフォームなど幅広いサービスを提供する新型店「家電住まいる館」の出店も2017年から始めており、６月下旬には同業他社でリフォーム事業を担ってきた三嶋恒夫執行役員副社長が社長に昇格する予定とのことです。
今までもかなり連携したうえでの赤字だったと思います。
完全子会社化して意思決定のスピードを上げるといっても、そう簡単には赤字はなくならないと思いますが、どうなんでしょうね。
9831：557円、1919：71円
