3月以降、投機筋による円ショートポジションの巻き戻しが加速しており
3/27時点では僅か3668枚まで減少しています。
ただ円ショートポジションの解消は 一見対ドル円高を連想しますが
シカゴIMM通貨ポジションとドル円相場の相関関係は薄れており
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-maki-ogawa-idJPKCN1GE0UX
グローバルマクロ系ヘッジファンドを中心とする投機筋のドル買い戻しや
日本企業のレパトリ終了で、4月のドル円相場は円安方向へ進むと予想します。
(ドル円想定レンジ「106円~109円」)
<当面の円高要因>
①北朝鮮が核実験の準備を行っているという報道があり
南北会談や米朝会談を待たずに地政学的リスクが再燃する恐れあり
②米中貿易摩擦が拗れた場合「NY株安➡円高」というシナリオも
特に北朝鮮の中国接近でトランプ政権の対応が注目される
③米朝首脳会談が行われたとしても成果が無ければ藪蛇になる可能性があり
米朝関係だけでなく米韓関係も悪化する恐れがある
結局北に振り回されるという、極めて遺憾な状況だと言えそうです。