イギリス文学のせいなのか、遠回しな表現に悪戦苦闘しながら、
読み終えました
生きる、ということはおそろしいことでした。
生きなくてはならない、ということを知った時、
わたしは死ぬことをひどく恐れていたとは思いませんわ。
(『王のしるし 下』 P89)
上記はマーナの言葉。
マーナはマイダーから王位を奪った、カレドニア族出身の女王リアサンの娘。
生まれながらにして庇護の厚い立場でありながら、
「生きる、ということはおそろしいこと」と言っています
約2000年前のスコットランド。
奴隷の剣闘士フィドルスは、王位を奪われ、
読み終えました
生きる、ということはおそろしいことでした。
生きなくてはならない、ということを知った時、
わたしは死ぬことをひどく恐れていたとは思いませんわ。
(『王のしるし 下』 P89)
上記はマーナの言葉。
マーナはマイダーから王位を奪った、カレドニア族出身の女王リアサンの娘。
生まれながらにして庇護の厚い立場でありながら、
「生きる、ということはおそろしいこと」と言っています
約2000年前のスコットランド。
奴隷の剣闘士フィドルスは、王位を奪われ、
盲目にされたダルリアッド族の王マイダーに共鳴を受け、
替え玉として王を務めることとなります。
小さな氏族であるダルリアッド族の存続を巡る戦い。
戦いを経て、深まるコノリーとの絆、マーナとの恋。
老人の予言通り、黄金チドリの羽根が再び舞い降りた時、
フィドルスの額にある王のしるしが本物となり、
替え玉として王を務めることとなります。
小さな氏族であるダルリアッド族の存続を巡る戦い。
戦いを経て、深まるコノリーとの絆、マーナとの恋。
老人の予言通り、黄金チドリの羽根が再び舞い降りた時、
フィドルスの額にある王のしるしが本物となり、
馬族ダルリアッド族の真の王となります。
…そんなお話でした
生々しい戦いのシーンに眉を顰めながらも、
既存の習慣や価値観、逆らえない運命に屈せず、
立ち向かっていく生き様が力強く描かれていました
昨年末、とある書籍を読んでいたところ、
美智子さまが子育て中に知った児童文学作家のひとりに、
昨年末、とある書籍を読んでいたところ、
美智子さまが子育て中に知った児童文学作家のひとりに、
サトクリフの名前が挙げられていました。
「娘がサトクリフを読む年齢になる時を、楽しみにしている」
「娘がサトクリフを読む年齢になる時を、楽しみにしている」
私のリスペクトさんもいて、
急に私もサトクリフを読んでみたくなったのです
この作品は「中学生」以上を対象とした、
急に私もサトクリフを読んでみたくなったのです
この作品は「中学生」以上を対象とした、
「少年」文庫に分類されていますが、
かなり、読み応えのある作品でした
かなり、読み応えのある作品でした
The Mark of the Horse Lord
by Rosemary Sutcliff