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PEGレシオによるスクリーニング

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日経マネーの2月号に、某個人投資家の方が、
参考とする指標として「PEGレシオ」を紹介されておられたので、
それについての考察でも(以下、本文参照)

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PEGレシオの一般的な定義は、
「株価収益率(PER)を1株当たりの利益成長率で割った値。」

実は、四季報CD-ROMの中のスクリーニングの条件に
あらかじめセットされていたりする。


ところで、日経マネーの記事で紹介されていた方法は、
「株価収益率(PER)を売上高成長率で割った値。」
であり、上記定義とは違う。
(来期売上高と今期売上高の比較という、どちらも未確定の予想値を用いていることも特徴)
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売上高と利益の違いをどう考えるかだけど、
成長性という意味なら、利益よりも売上高の方が、
指標としては妥当と思う。

一方で、売上高だけで見てしまうと、
すなわち、利益を無視してしまうと、無謀な拡大経営を見落としてしまう。

なので、四季報のスクリーニングの条件式は、
異常値を排除するための条件式が、いくつか入れられている。

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ところで、日経マネーの記事にツッコミを入れるなら、3点指摘しておきたいことがある。

1.来期予想を四季報の予想に依存していること。
(四季報の予想利益を信じて良いものか疑問。とはいえ一般投資家にとって他に参照データがないことも事実。)

2.売上高をベースとしたPEGレシオに対し、1倍以下なら買いという判断基準は妥当か?
(一般的なPEGレシオは、利益をベースとしている。またPERは利益指標であるので、利益VS利益で対応が取れているが、日経マネー記事は、売上VS利益の対応であり、利益と同じような相関があるか怪しい。1倍とは違う数値が規準になるかもしれない。)

3.スクリーニングの結果は、ほとんどが不動産業なのに、
他の業種をメインに結果として紹介している。
(恣意的な操作を感じる。ただ不動産業ばかりではインパクトに欠くともいえる。)

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参考として、3枚の図を添付

1.日経マネーで紹介されていた算式によるスクリーニング

2.四季報CD-ROMのPEGレシオによるスクリーニング

3.2の算式中の営業利益を売上高に置き換えたもの

なお、個人的趣味で、PBR<3で条件を絞った(件数が多すぎることもあるので)

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なぜ、不動産セクターが割安に見えるのか?

出遅れセクターだから というのが答えかもしれませんが、
四季報の予想が甘いからじゃないかなという気もしないでもない。
そこんところは何とも言えない。

ただ気になる銘柄もあるので、不動セクターは狙い目かもしれない。
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