kabukabumanさんのブログ
ロシアゲート疑惑捜査の進展で市場は疑心暗鬼に
昨夜のNY市場はロシアゲート疑惑の捜査が進展したため急落した後
共和党のマコネル上院院内総務が
税制改革法案の上院通過に必要な票数を確保したと発言したことで反発するなど
波乱の展開となりました。
https://jp.reuters.com/article/usa-tax-mcconnell-1201-idJPKBN1DV5OQ
ロシアゲート疑惑に関しては
マイケル・フリン前米国家安全保障担当大統領補佐官が
トランプ政権のロシア疑惑をめぐる捜査で虚偽の証言をしたことを認め
司法取引に応じ、捜査に全面協力すると報じられました。
これはトランプ政権にとって大きな痛手であり
政権運営の障害になり兼ねないとして株価は急落。
しかしその後税制改革法案が上院で可決される可能性が高まったと報じられ
株価は反発して終えましたが、結果は蓋を開けてみるまで分からない状況であり
税制改革法案の行方がはっきりするまで株価は不安定な状況が続くと思われます。
次に円相場ですが、米長期金利が低下傾向にあることで
短期筋による円の買い戻しが始まった可能性があります。
<セントルイス連銀ブラード総裁の発言 11/29>
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-01/P0AGLG6KLVRC01
問題はドル安とイールドカーブのフラット化に乗じて
ヘッジファンドが動いていることだと思います。
このため予想されていたドル円年内115円の可能性は遠のき
東京市場はむしろ円高を警戒する必要がありそうです。
また個人的に日経平均は年内25000円も有ると考えていましたが
ヘッジファンドがドルショートを積み上げている限り相対的な円高懸念が生じ
さらに円ショートの巻き戻しが進めば、予想外の円高もあると思います。
何れにしても12月の東京市場は
「円相場・ロシアゲート事件捜査の展開・米税制改革法案の行方」に左右され
北朝鮮を巡る地政学的リスクやFRBの金融政策等による影響は小さいと考えています。
以下はロイター(11/29)の記事から参考になる部分を抜粋しました。
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もっともヘッジファンドや投機筋が景気減速、ないしはリセッションの到来までも信じているのかどうかは、さして重要ではない。彼らがやっているのは、市場のトレンドに乗って年末の成績確定前にできるだけリターンを高めようという作業だからだ。
CFTCのデータによると、21日までの週に投機筋は米2年債の売り持ちを2万8646枚増やして22万7294枚に、また5年債の売り持ちは7万5000枚強増やして31万1268枚にしている。
こうした数字からは、2年債と5年債の売り持ちが過去最大規模の31万2453枚と46万9845枚だった数週間前の状況に再び戻る流れにあることが分かる。
残存3年までの米国債利回りは現在、世界金融危機を受けて過去最低になった2008年終盤以降で最も高い。5年債利回りも9年ぶりの高水準まであと数bp圏内にある。
対照的に10年債利回りは、3月につけた2.60%前後の直近ピークを上抜けできず、9月までは2%割れしそうな様相だった。足元も2.35%近辺で推移している。
イールドカーブのフラット化と軌を一にするように、ドルは9月と10月の値固め局面後に勢いを失い、9月初めにつけた20カ月来安値も再び視野に入ってきた。
11月になってドルは前月の上昇分をすべて吐き出し、月間では7月以降で最悪の値動きになろうとしている。4週連続下落となれば、4月以来だ。
CFTCのデータでは、投機筋による円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドルに対するドルの売り持ち規模は21日までの週が31億5000万ドルと、前週の6億4300万ドルから大幅に膨らんだ。ニュージーランドドルやメキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブルを含めたより広範なポジションでも、ドル売り持ちが24億1000万ドルから52億3000万ドルと2倍以上に増えた。
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ですね、月曜日が思いやられます(´;ω;`)
年末115円想定してるんるんだったのに・゜・(ノД`)・゜・
今回の疑惑が解消されるまでは外資も日本株を買ってこない
だろうし、何よりもヘッジファンドのいい材料ですもんね
ほんまにー
といいながら、トランプ大統領には今まで
いっぱい株上げてもらって(笑)お世話になってるといえば、
そうなんですけど(^_^;)(^_^;)(^_^;)
日経平均の年初来最高値 ➡ 23382.15円(11/9)ドル円 114.06円
終値ベースの最高値 ➡ 22868.70円(11/7)ドル円 113.73円
12月のドル円相場は112円を中心としたレンジが予想されていますが
ヘッジファンドのドル売り円買いが進めば
最悪の場合110円割れもありそうです。
因みに日経平均が24000円に到達するためには115円以上の円安と
世界的な株高が最低条件だと考えていますので
年内25000円どころか24000円も厳しい状況になって来ました。
一方で、先月から個人が買い越しに転じているため
材料株の循環物色は続くだろうと考えています。
さらに年末であることや円高の可能性を考慮すると
内需銘柄に資金が向かうことが予想され
「小売業や外食関連」、有望な材料株である「人材育成・派遣」などが
特に注目される様な気がします。
おちゃちゃさん 早速コメントを頂き有難うございます。
上手な投資家はトランプラリーで買い方に徹し
トランプリスクでは売り方でがっぽり儲けるのでしょう。
何れにしても2017年の株式市場は
トランプに始まりトランプで終わりそうですね。
まあトランプだけにババ抜き相場にだけはなって欲しくありませんが(^_^;)
自分は、減税法案ですね。
一応、年末年始までの作戦は、
決めました。
かわうそくんさん おはようございます。
確かに週末のNY市場の株価推移を見ただけで
最大の関心事が「減税法案」であることは一目瞭然ですね。
因みに上院は今週中に採決を行うそうなので
結果が判明するまで様子を見たいと思います。
(追伸)
座布団有難うございます。
今度は2枚頂ける様頑張ります(*^^*)