ますます車が売れていないようです。
37年ぶりの低水準という事は私が生まれる前、丁度オイルショックが始まる前ごろでしょうか。
当時と現在の社会状況は全く違うでしょうから、数字以上に事態はかなり深刻なものであると思われます。
考えてみれば、自動車工場で働く人間も契約社員等の非正規雇用者が多くなって、低賃金では車が買いたくとも買えない状況ではありますね。
車作っている工場労働者本人が車を買う事もできない。
それで車が売れないとほざいているようでは、もはや自動車メーカー自身の自業自得的な側面も否定できないと思います。
それにこの販売数字の割合だけ見たら3台に1台は軽自動車って事ですね。
普通車といっても、小型車種だけが売れて大型車は全く売れてなさそうな気もします。
粗利率も悪くなって自動車メーカーにはますます厳しい状況なのかもしれません。
頼みの外需もアメリカ筆頭に期待できそうにないし、当分自動車メーカーの暗黒時代は続きそうな気もします。
値上げしてますます需要冷え込ませなきゃいいですが。
8月の国内新車販売、1割減 軽以外は20万台割る
http://uunet.asahi.com/business/update/0902/TKY200809010374.html
8月の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年同月より10.7%少ない31万91台だった。軽自動車以外では14.9%減の19万3902台と2けたの落ち込みで、8月としては37年ぶりの20万台割れ。軽も2.8%減の11万6189台だった。
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が1日、販売台数を発表した。前年実績割れは2カ月ぶり。
軽以外の販売台数が2けた減となるのは昨年6月以来。昨年8月は新潟県中越沖地震の影響で7月受注分の販売がずれ込んだうえ、曜日の関係で販売店の営業日が多く、数字が高めに出ていた。このため今年8月の前年比の減少幅が大きくなった面もある。
ただ、販売台数の水準も1971年以来の低さになった背景には「ガソリン高による買い控えの影響もみられる」(自販連の伏見剛理事)という。これまで安定していた普通乗用車の販売も、8月は同18%減の7万265台と14カ月ぶりに減った。
トヨタ自動車が9月、日産自動車が10月に商用車やハイブリッド車を値上げすることについて、伏見理事は「需要の回復ムードに水をかけないか懸念している」と話した。
タグ
#自動車