長期金利、ダウ、ドル円、日経平均の相関

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長期金利、ダウ、ドル円、日経平均の相関

6月23日の日経平均は20132.67(+22.16)5日線、25日線の上、20036の転換線、19907の基準線の上。パラボリックは上向き、ボリンジャーもプラスσを維持している。ただし6月20日に長い上髭をだした塔婆の形になっており、天井形成の可能性がある。週足も転換線、基準線の上でパラボリックは上向き、プラスσの外にある。しかしやはり上髭をだし、上値の重さを感じさせており、RSIは80に到達、過熱感がみられる一方でMACDはシグナルを切りそうになっており、やはり天井形成の可能性がでてきている。

 

より深刻なのはドル円のチャートの方だ。111.29が現在値だが日足はパラボリックは上向き、ボリンジャーはプラスσ近辺にあり、基準線、転換線の上ではあるが雲の下限111.76の下にあり、雲に沿って下落している。MACDは上昇してきているがまだマイナス。そして週足は基準線113.36の下、転換線111.50にわずかに届いていない。雲の110.21のすぐ上ではあるが、パラボリックは下向き、ボリンジャーバンドは下向きで移動平均線の下にあり、MACDは横ばいだがわずかにマイナス。16年12月の高値からのトレンドラインを引くときれいに抑えられている。さらに月足をみると基準線112.31の下で、雲の上限を11.37を割って雲の中に突入しており、パラボリックは上向きだが、ボリンジャーは下向きで、移動平均の下で抑えられ、MACDはゼロ近辺で横ばいという状況だ。週足の転換線はピクリと上向きになっているが、ドルの上値はかなり重く、中長期的な円高方向への圧力がかかっているようにみえる。

 

為替の動きの背景には、アメリカの長期金利の下落があると思われる。10年物国債の金利は3月に天井を打って下げており、2.2をわりこんで5日線、75日線の下にある。これはFRBの強気にもかかわらず、少なくとも国債市場は景気の先行きに不安を抱えていることを物語っている。2月あたりまで長期金利との相関係数が+0.93と極めて強かったダウは、長期金利の低下をしり目にあげていて、長期金利とダウの相関はマイナスに逆転するという状況になっている。株と債券の動きのかい離はどちらかが景況を読み違えていて、早晩訂正がおこるのではないか、と思えてならない。

 

日経平均も、一年をとると、ドル円の為替レートと0.879と高い相関関係にあるはずなのだが、(ちなみにドル円はアメリカの10年金利と0.76の比較的強い相関で今も動いている)5月以降はドル円と日経平均の相関係数は.マイナス0.16に低下、相関が完全に崩れてしまっている。一方ダウと日経平均の相関係数は4月以降急速に強まっており、0.81と極めて強くなっている。これから判断すると日経平均は、ドル円の動きからかい離し、NYダウに連動してあげているということになろうか。しかしダウそのものが長期金利の動きからかい離しているわけで、もしも長期金利の動きがただしくて、ダウが崩れると、日経平均も支えを失って、ドル円の動きにさや寄せすることになりかねないような気がする。

 

 

http://lets-gold.net/chart_gallery/chart_nk225-usdjpy.php

http://lets-gold.net/market/chart2_usdjpy-nk225.php

http://lets-gold.net/market/chart2_ny_dow-nk225.php

http://lets-gold.net/market/chart2_correl_chart.php?id=18


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