では、反対側から見ると?

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2017/06/10 - あさっての投資家さんの株式ブログ。タイトル:「では、反対側から見ると? 」 本文: 選挙の結果、イギリス与党が過半数割れ。 第一党を守ったものの、情勢は混沌としてきた。  EU離脱交渉にも少なからぬ影響が出そうだ。

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では、反対側から見ると?

 
選挙の結果、イギリス与党が過半数割れ。 
第一党を守ったものの、情勢は混沌としてきた。 
 
EU離脱交渉にも少なからぬ影響が出そうだ。 
 
これまで、EU離脱に関してイギリス側の影響や問題が多く取上げられてきた。
しかし、反対のEU側から見るとどうなのだろうか? 
EUにはどんな影響があるのだろうか? 
 
まず、イギリスのGDPは2,629億ドル。(2016年時点)
これは世界第五位で、押しも押されぬ経済大国だ。 
 
そして、Jetroのデータによれば、
イギリスのEU向け輸入額は2,201億ポンド。
輸入全体の割合で53.4%となり、EUにとっては大のお得意様と言える。

(なお、EU向けの輸出は1,338億ポンド)
https://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/gtir.html
 
イギリスがEUから抜け、イギリスからの輸出に関税障壁が発生するという事は、
逆にとればイギリスはEUからの輸入に関税をかけて良いという事だ。
 
さらに言えば 輸入額>輸出額 なのだから、
同じ関税の税率をとるならイギリスの方が有利だ。
 
もう一つ、EU側の懸念を挙げるなら、
PIIGSに代表される財務体質に懸念がある国を抱えている。
今は峠を越えたと言われているものの、また金融危機やリセッションが起きたらどうなるかは分からない。
 
Brexitはイギリスにとっても大きなインパクトだが、
交渉次第ではEUにとっても大黒柱の一つを失うことになるだろう。

 


タグ
#Brexit
2件のコメントがあります
1~2件 / 全2件
こうちゃんさん、コメントありがとうございます。

>こういう「逆から見る」って大切ですよね(^o^)

そうですよね。
一面だけでなく、多面的に物事を捉えるとより分かりますよね。

>確かに、EUにとって、それだけイギリスが重要だと
>単純に強気ばかりではいられませんね。

お互いに重要な取引先なのですから、
喧嘩別れになると目も当てられませんよね。
難しい交渉になりそうですね。
あさってさん、こんにちは(^o^)

こういう「逆から見る」って大切ですよね(^o^)

確かに、EUにとって、それだけイギリスが重要だと
単純に強気ばかりではいられませんね。
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