前回のオマケ。
http://minkabu.jp/blog/show/804932
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缶コーヒーとその取り巻く環境に思いを巡らす。
これまで缶コーヒーは、消費税の増加と共に値上げをした。
100円から110円に。
(もちろんこれは缶コーヒーに限らず、缶のドリンク全般に言えることだが)
そして誰も気付かれないぐらいこっそりと量を減らしたりもした。
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しかし、ここで思わぬ敵が現れた。
コンビニコーヒーだ。
量は缶コーヒーよりも若干少ないかもしれないが、
挽いた豆で淹れたて。
味も良いことから、今ではすっかり定着した感がある。
価格もポイントの一つだろう。
(一部を除き)Mサイズは100円でサービスが開始され、その後消費税の増税があったが、
セブンは100円を継続。最大手に他社も追従する形となった。
100円で淹れたて。
こうなると缶コーヒーには少々分が悪い。
もちろん缶コーヒーだけでなく、
カップに入ったチルドコーヒーや500ml以下の紙パックのコーヒーも
少なからぬ影響がでた事は想像に難くない。
(1リットル前後のペットボトルや紙パックのものは対象が違うので
影響は少なそうだが)
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では逆に缶コーヒーのメリットは何だろうか。
保存性と携帯性、販売網、そしてバリエーションだろう。
保存性に携帯性、つまり買い置きができる。
この点はコンビニコーヒーに対してだけでなく、
チルドや紙パックに対してもアドバンテージとなる。
販売網。
コンビには日本の大抵の所にあるとはいえ、限度はある。
すぐにコーヒーを飲みたいとなったら、
少し歩くコンビニよりも近くの自販機を選ぶ人もいるだろう。
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有利な点はあるものの、コンビニコーヒーと缶コーヒは
量と価格帯が近いためシェアを奪い合う関係であることは変わりない。
つまり、今までどおり値上げや容量減を簡単に行えなくなるのではないだろうか。
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そんなことを考えていたら、
外壁舗装をやっている近所のマンションに目がとまった。
無造作に置かれた一斗缶、工具、そして資材の数々。
その横には、マックのコーヒーの紙コップ、缶紅茶(!)、
当然の様に空になったコーヒー缶が並んでいた。
何を飲むのかはその人の自由。
されど働く人には、やはり缶コーヒーがよく似合う。