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投資顧問無料2371カカクコム
2371 カカクコム
【取引要項】
買いメドは1680円前後まで。取り組み期間は2-3週間程度。想定目標株価@1850円付近への戻りを期待する。
一方、損切りについては1480円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(03日終値@1607円に対する目標株価の想定上昇率+15.1%前後。)
【推奨理由など】
価格比較サイト「価格.com(価格ドットコム)」運営が柱。利用者の増加を背景に、メーカーや大手量販店を含む大手ECサイトが「価格.com」を活用する動きが堅調。
飲食店情報サイト「食べログ」も急拡大して首位。個人課金利用者が増加、課金店舗数も16年12月末5.2万店、単価も上昇基調。今年1月、ネットからの予約サービス累計が1200万人突破、事実上のデファクト・スタンダード化を果たしている。
米国版Tabelogの月間利用者数も75万人と増勢している。
また不動産や旅行、映画などのサイトも展開、昨年に暮らしに特化したキュレーションサイト「キナリノ」開設、「キナリノ」を拠点に女性ユーザー向け通販(キナリノモール)も開始。料理サポートなどのアプリサービスも開発。
ここ数年で一般にも定着した言葉「コスパ」=コストパフォーマンス、費用対効果に表れているように、消費税増税以後、スマホ利用の拡大普及などを背景として、利用者の価格比較に高い関心が向けられていることが事業に追い風。
業績も過去最高益を更新中。
しかし、2月2日に今期(17年3月期)第3四半期決算を発表した際に、通期業績見通しを下方修正発表した。
これが大きなネガティブサプライズになって、株価は1月31日終値2044円が、2月2日安値1701円、本日2月3日安値1600円と下落率△21.8%もの短期下落(3営業日)。しかし、3日安値(12時53分に付けた)からは7円の底離れで取引を終わっていて、午後の取引でほぼ底入れは進んだ見通し。
2月6日以降の週初は、下げてもマイナス値幅は広がらないはず。下値は限定的で低リスクの状況。逆にリバウンド狙いの買いを集める可能性を想定。
まず、今期・第3四半期決算だが、売上高332億円(前年同期比+11.7%)、営業利益154億円(+12.3%)、経常利益154億円(+11.7%)、純利益107億円(+16.1%)、1株当たり純利益49.3円実績。
これらの決算数値を見ても、特段の悪化は正直感じ取れない。
中間期や第1四半期の決算数値との比較でも、四半期の収益ペースはほぼイーブンになっている。
次いで、会社が発表した下方修正の内容だが、売上高480億円→450億円(前期比+9.0%)、営業利益230億円→210億円(+7.5%)、経常利益230億円→210億円(+7.2%)、純利益159億円→145億円(+10.7%)、1株当たり純利益73.4円→66.9円見込み。
下方修正とはなったが、前期比で増収増益を確保の内容。純利益は2桁増益を維持する見通しで、内容ではこれに劣る上場企業も多いなかで、株価下落の市場反応は突出している。
これは同社の業績堅調が初めて綻んだことへのネガティブな過反応と推測する。
下方修正の主因は、価格.comのショッピング業務で扱うデジタルコンシューマ機器の販売不振、これに伴う同機器関連の広告受注の低下。
ほかは会員獲得、広告獲得とも順調。
デジタルテレビやゲーム機などデジタルコンシューマ機器は、買い替え需要の長期化などの影響が想定される。
落ち込みが恒久的なものになるのか、判断は難しいがゲーム機はVR、AR、そしてe-Sportsなどが普及していくほか、ソニーのPlayStation 4、任天堂のSwitchなどが、今後の刺激材料になりそう。
同社の下方修正後の通期業績の利益水準からの短期的な株価評価が、控え目な見方で1700円と試算できる。これが底値なので、過去最高益の業績堅調銘柄などのプレミアムを乗せると、一段の上値を追うと考える。
少なくとも現状株価は売られ過ぎ、と判断する投資家が多数のはず。
この点においても、株価は下がらずリバウンドに向かうと考えた。
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