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謹賀新年(2017年)

謹賀新年


新年も素晴らしい一年になりますようお祈り申し上げます。


素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)


毎年恒例の日経新聞の経営者株価予想が記載されていました。
(経営者は立場があるので、本音を言えないうえ、
忙しいので秘書室長が適当に答えていることもあり、あまり参考になりません)


高値の予想が22000円~23000円くらい
安値の予想が17000円くらいになっていました。


おそらく、そのようにならないことがわかります。


少し参考になったのは、政府・日銀に求める政策は(複数回答可)の中で


多いのは「成長戦略」「働き方改革」「財政健全化」などで、それぞれ17人~18人
最も少ないのが「日銀の追加金融緩和」の0人


このあたりは、良識のある経営者らしいと思いました。


「日銀の追加金融緩和」を期待しているのは、市場専門家や一部の学者くらいでしょう。


・・・


今年も勉強会を頼まれているので、レクチャーする予定です。
仕事が終わった後にするので、少し大変です。


証券会社主催の株式セミナーにはたくさんのご年配の投資家が参加されているようですが、わたしの勉強会の参加者は10人くらいです。ただ、参加される方は、現役のビジネスマンでとても優秀な方たちだと思います。中には投資銀行に勤務されていた方もいらっしゃいます。


参加費は、もちろん無料です。


今回の勉強会資料のスライドのタイトルだけ書くと
(資料作成時間があまりないため、思いついたまま作成しているところがあります)
(資料の文章部分のごく一部だけ、抜粋しました)


世界金融危機と投資の実践


【1ページ】

世界金融危機:新たなステージへ


【2ページ】
チェスの戦い方とゲームの流れ


【3ページ】
ホテル・カリフォルニア的金融政策


【4ページ】
エキゾチック金融危機


【5ページ】
THIS TIME IS DIFFERENT①


【6ページ】
THIS TIME IS DIFFERENT②


【7ページ】
THIS TIME IS DIFFERENT③


【8ページ】
歴史を読む


歴史を読め
投資の世界はゼロサムゲームであり、成功するには大多数の意見と違った見方をしなければならないし、その見方も常に正しくなければならない
目の前の出来事は自分にとっては初めての経験で驚くかもしれないが、歴史を振り返れば同じような事実が起きていることがわかる
これまでの経験則に頼らずに過去の歴史を振り返れば、今起こっている真実が見えてくる


【9ページ】
21世紀の歴史的な構造変化


【10ページ】
Language Laboratory


【11ページ】
ヘッジファンドと日本の機関投資家との対比


【12ページ】
ヘッジファンドのポジショントーク


【13ページ】
欧州債務危機


【14ページ】
ヒュドラー
ギリシャ信用不安


【15ページ】
イタリア10年債利回りとCDS


【16ページ】
TEDスプレッド


TED spread
3ヵ月物米短期国債(T−bill)と3ヶ月物ユーロドル(Libor Euro Dollar:ロンドン銀行間市場金利)との金利差とのことで、 T−billとEuro Dollarの頭文字をとってTEDスプレッドと呼ばれる
金融市場の信用不安が高まると、信用力の高い米国債が買われ(価格の上昇=利回りの低下)、逆に信用リスクを反映してロンドン銀行間金利が上昇するため、両者間の金利であるTED spreadが拡大する


【17ページ】
欧州債務危機劇場

主な登場人物


【18ページ】
ドイツ株価指数(略称DAX)構成銘柄


【19ページ】

トランプ次期大統領の政策の特徴


【20ページ】
ドッド・フランク法


「銀行の革新で有意義だったのは唯一ATMだけだ」(Paul Volcker)


【21ページ】
共和党政権下のダウ平均株価騰落率


【22ページ】
中国:理財商品


そこでは、リスク開示もなく、そもそも販売側の行員たちも商品知識に欠けるなかで、上層部からの指示により、粛々と販売されてきた 無邪気な女子行員たちが、カウンター越しに笑顔でこともなげに顧客に売りさばいてゆく光景が忘れられない 銀行預金の倍以上の利率は、多くの富裕層中心の購入者たちを惹きつける 大手銀行の支店で堂々と売られているゆえ、まさかその商品が、シャドーバンクが組成したもので、大手銀行が「簿外」扱いで売りつないでいるだけ、とは想像もできていない(出所)豊島逸夫の手帖


【23ページ】
中国景気の懸念

企業債務の拡大


【24ページ】
日本の人口の長期推計


【25ページ】
日本の財政問題


【26ページ】
日米欧金融緩和の推移


【27ページ】
長期金利上昇と信用不安


【28ページ】
通貨安について
日本人にとって円安は良いことか?


【29ページ】
日経平均株価構成銘柄
銘柄別構成比


【30ページ】
TOPIX-コア30


【31ページ】
日本の花火
ファーストリテイリング


【32ページ】
日経平均とNT倍率


【33ページ】
テクニカル分析


【34ページ】
移動平均線


【35ページ】
騰落レシオ


【36ページ】
CAPEレシオ


【37ページ】
オプション
プット・コール・レシオ


【38ページ】
ROE
自己資本利益率


【39ページ】
日経レバレッジETF
日経ダブルインバースETF


【40ページ】
HFT


【41ページ】
水ゆでのカエル


急速なインフレには気づくが
じわりと来るインフレには気づかない
日銀の金融緩和による副作用を
どれほど理解しているか


【42ページ】
MSCI株価急落時の主要資産の推移


【43ページ】
アンティークコイン投資


【44ページ】
著名投資家の警鐘


【45ページ】
「紙背を読め」=「相場のウラを読め」
(是川銀蔵)


人が気付かぬところにいかに目を配り、
人が気付く前にどれだけ早く行動しているか 

 

【46ページ】

事実は真実の敵なり


本当の狂気とは 夢におぼれて現実を見ないのも狂気かもしれぬ
現実のみを追って夢を持たないのも狂気かもしれぬ
だが、一番憎むべき狂気とは、
あるがままの人生に、ただ折り合いをつけてしまって、
あるべき姿のために戦わないことだ

(ラ・マンチャの男より)


【47ページ】

白紙


・・・


将来どうなるか、もちろんわかりません。
特に短期予想は難しいです。
あえて、「長期的」予想をすると


アメリカの金融政策
(個人的考えによるシナリオ、まだしばらく大丈夫だと思います)


利上げ⇒利下げ⇒QE4⇒ごめんなさい!


将来、世界金融危機の再来となる可能性が非常に高いと思います。


将来に対して不安で、何をしてよいかわからない方は、
とりあえず純金積立をはじめてみるのもよいかもしれません。


以前、証券会社の投資情報部長が言っていたように、「これから世界経済はバラ色!」だと思われる人は、金を買う必要はないでしょう。


ペーパーマネーが危なくなっている(紙でできた通貨の信用が薄まってくる)結果、「悪いインフレ」になるでしょう。


現在、政策当局が行っている金融政策、財政政策は、時間稼ぎの効果しかないのでいずれ問題が表面化するでしょう。問題が表面化したとき、リーマンショックのときと違い金融・財政政策は限界に近づいているので、どうなるのでしょうか。


エキゾチック金融市場で発生した膨大な不良資産(ケイマン諸島などのタックスヘイブンに隠されている)をわずかな政府予算で救済することは不可能だと思います。


今、投資をされている人は、歴史の証人になれるかもしれません。

困難を乗り切った後に、明るい未来があるでしょう。



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