トランプミクス、
トランポノミクス、
トランプノミクス。
呼び方は色々あれど、要はトランプ次期大統領の打ち出す経済政策のことだ。
さて、我々はそんなトランプノミクスに恩恵を受ける銘柄、
トランプミクス銘柄を探さなければならない。
やはり、パッと浮かぶのは公共事業への投資。
全米のインフラ修理や整備だ。
大規模な公共事業となると、アスファルトとかコンクリ、セメントなどの需要の増加が予想される。
ただ、これらの企業はアメリカなど海外で大きく事業展開しているところはほとんど無い。
セメント大手の宇部興産(4208)にしても、海外売上比率は確か30%以下。
住友大阪セメント(5232)はニュージャージー州に拠点があるらしいが、
IR資料に海外売上比率の記載が無いところを見ると、あまり期待できない。
♠ ♥ ♣ ♦
なもんで、別の企業を検討する。
インフラ整備…となると重機や建機などの機器だ。
クボタ(6326)は海外売上比率が約65%。
海外には米国だけでなく、アジア、欧州も含まれる事をお忘れなく。
(残念ながら米国の売上比率は不明)
ただ、ライバルにも注意が必要。
日立建機(6305)
海外売上比率は約70%で、北米は約12%。
ローラー車などのメーカー、酒井重工業(6358)。
売上の約半分が海外だ。
北米の売上は約15%。
発電機や溶接機などのメーカーのデンヨー(6517)。
売上の約45%が海外で、
北・中米の売上は約20%
コンプレッサーや発電機などのメーカー、北越工業(6364)。
売上の約28%が海外だ。
(残念ながら、北米の売上比率は不明)
♠ ♥ ♣ ♦
やはり日本企業では、全体にしめる北米の割合は限られてしまう。
だったら直接米国株に! という人もいるだろう。
なのでお次はアメリカ企業を紹介しよう。
アメリカの重機メーカーといえば、真っ先に浮かぶのが
キャタピラー(CAT)。
無限軌道の車輪のことを俗称でキャタピラーと呼ぶほど
重機といえばこのメーカー。
コマツのライバル。
もう一つが、ディア・アンド・カンパニー(DE)
日本ではあまり知られていない。
もしかしたら建機よりも、農機のブランド ジョンディアを知っている人がいるかもしれない。
(ちなみにジョンディアは日本ではヤンマーが輸入販売している)
私が思いついたのはこんなところだが、
探せばもっとたくさんあるだろう。
もしかしたら、今後トランプノミクスの波に乗る銘柄が、
あなたを待っているかもしれない。