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投資顧問無料9142九州旅客鉄道
9142 九州旅客鉄道(JR九州)
【取引要項】
買いメドは3180円前後まで。想定の取り組み期間は2-3週間程度。想定目標株価@3300円付近への高評価を期待する。
一方、損切りについては2680円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
(25日終値@3095円に対する目標株価の想定上昇率+12.6%前後。)
【推奨理由など】
九州旅客鉄道(JR九州)は、旅客鉄道、貨物鉄道の運輸サービス、建設、駅ビル・不動産、流通・外食及びその他事業を手掛ける。
1987年、旧日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化で「九州旅客鉄道」が発足。北海道旅客鉄道、四国旅客鉄道を含む「三島会社」のなかではトップバッターの株式上場になり、個人投資家を中心に関心を高めていた。
10月25日の上場初日、公開価格2600円を500円(+19%)上回る3100円で初値を形成。初値時点の売買高は2786万9100株だった。
東証1部上場の超大型案件で、株式のすべては国(独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構)が保有しており、財源確保のために保有株をすべて売り出して上場することになった。
大規模事業体、旧来の事業モデルで今後の成長期待は厳しいと見られる。一方で、鉄道事業の厳しい経営状況を、不動産などその他の事業で補填する実態は不動産デベロッパーという見方もあり、先行のJR各社との比較から割安感、配当性向の高さなど注目点も挙げられていた。
前期(16年3月期)は、特別損失において鉄道事業の資産評価損△5215億円が発生したため、赤字に沈んだが、今期(17年3月期)は、第1四半期の営業収益794億円、純利益71.6億円と黒字に浮上している。
10月25日に上場した同社には、11月29日にTOPIXイベントが発生し、1200万株程度の買い需要が顕在化すると見られている。
需給期待などを背景に、目先、上場初日につけた高値3120円の突破も期待されることになる。
また、上場1ヵ月を通過することで、今後はアナリストレポートのリリースなども相次ぐとみられる。
比較的、大型株のIPOに対しては、買い推奨カバレッジが多くなる傾向にあり、こうした動きなども株価の上昇材料とされてこよう。また、相場全般的に短期的な過熱警戒感は拭いきれない。
直近のトランプラリーでの上昇に対する反動は警戒しておく必要があると見られることから、ディフェンシブ性の強さなども支援となる。なお、ファンダメンタルズ面では、鉄道事業が今期に初の黒字化の可能性が高く、これも評価材料と考えたい。
今期の通期の業績計画は、売上高3788億円(前期比+0.2%)、営業利益518億円(+147.9%)、経常利益535億円(+67.0%)、純利益382億円(前期実績△4330億円)、1株あたり純利益238.7円見込み。
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