株主優待を実施する銘柄数が過去最高を更新

[TAROSSAさん]

上場企業の間で、株主優待を拡充する動きが広がっているようです。

野村インベスター・リレーションズ（野村ＩＲ）によると、９月末時点で株主優待を実施する銘柄数（上場投資信託など含む）は、全上場銘柄の34％を占める1336件で、前年同期の1267件を上回り、過去最高を更新したそうです。

 

東京証券取引所は2015年６月に企業統治指針を導入し、企業に持ち合い株の解消などを促したことを受け、各社は株主総会で大きな問題が生じないよう、相互に株式を保有してきた企業に代わる新たな安定株主として個人投資家を重視する姿勢を強めているようです。

 

野村ＩＲによると、株主優待を行う銘柄は1992年の251件（９月末時点）から徐々に増加しており、リーマン・ショック後にやや減少したものの、2011年以降は再び増加に転じたそうです。

 

同社の井田佳宏シニアコンサルタントは「東日本大震災の際に、株主優待を通じて義援金の寄付を行う手法が注目を集めた」と指摘し、さらに、「近年は株式分割など投資単位の引き下げと同時に株主優待を導入して個人株主を増やす傾向が活発だ」とのことです。

 

私の持っている株で株主優待を実施している株はそんなに多くはありません。

そんな企業が株主優待を始めてくれるとうれしいですね。

ただ、それよりももっと望むのは、業績を上げてくれることなんですが．．．