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投資顧問5千円情報8306三菱UFJフィナンシャル
8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
【取引要項】
買いメドは535円前後まで。想定の取り組み期間は1-2週間程度。想定目標株価@600円付近への戻りを期待する。
一方、損切りについては440円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
なお、取得株価、想定目標株価、損切りラインなどは、あくまでも参考値としての目安記載であり、投資家個々にリスク許容度などトレードの感覚は異なるため、ご自身の取引ルールやご判断を優先することが大切になる。
下記の推奨理由に記しているように、ドイツ銀行問題など金融不安の再燃の可能性は残ることから、最大2週間程度までの取組みにとどめて、想定目標への到達有無問わず、相場の軟調を察知のときは深追いせずに現金化(売抜け)を急いだほうがいいと見ている。
(29日終値@516.0円に対する目標株価の想定上昇率+16.2%前後。)
【推奨理由など】
三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJリース、三菱UFJニコスなど主要中核5社を中心とした総合金融グループ。メガバンクのトップ。日本を代表する金融グループ。
欧州最大の投資銀行であるドイツ銀行が、住宅ローン担保証券(MBS)の不正販売をめぐって、米司法省から140億ドルの支払いを要求されている問題で、ドイツ銀行の破綻懸念、同銀問題をきっかけにした世界的金融システム不安が高まり、金融セクター売りの流れが足元では強かった。
三菱UFJ銀も9月23日-28日までの4営業日続落、株価は21日終値553.3円→28日終値509.2円と下落率△8%と軟調が目立った。
ドイツ銀行問題については、ドイツ政府も支援の可能性はないとしているほか、今後の増資懸念など、問題長期化の可能性は高い。しかし、世界的に高まった金融株売りのトレンドが売り一巡、28日の欧米市場でドイツ銀行株価の下落が止まって買い戻された。
この流れから、29日の東京市場でも三菱UFJ銀株は反発した。
前日までの株価4日続落の間も、出来高は23日に1億1622万株だったのが、28日には7137万株まで減少、売り圧力は一服して29日に反発した(終値516円は前日比+1.3%)。
日銀のマイナス金利深掘り懸念など、銀行収益にはネガティブな環境がつづくが、日銀の緩和策のなかでもマイナス金利の副作用を指摘する懸念が強まり、金融企業への配慮はなされる見通し。
また28日にOPECが原油減産で合意に至ったポジティブサプライズがあったことから、原油価格がこれまでよりも上昇しやすく、日銀緩和のペースなども緩和する期待がある。
ともかく世界的に投資家のリスク選好ムードが戻る(為替もドル/円101円台半ばまで円軟化)局面を迎えて、買戻し中心に株価修復が期待できる。
いったんポジションを軽減した海外投資家のポジション再構築などが進むと期待している。
目標株価は、今期(17年3月期)の市場コンセンサス、純利益9152億円(前期比△3.8%)、1株当たり純利益67.3円予想をもとに、短期的に600円への戻りに期待。
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