最近当局の発言において、次回日銀金融政策決定会合での金融緩和の検証の意味合いについて神経質になっている。もともとそのつもりではなかったにせよ、額面通りだとマイナス金利を含めた金融緩和の継続の是非について検証すると解釈されても仕方のない話。検証とは一般的に仮説が事実と照らして良いか悪いか調べるということでしょう。その意味では金融緩和縮小の可能性ありと判断されてもしかたないね。とりあえず、日銀副総裁も緩和縮小の可能性はないと明言したのだから9月のタイミングではないのはほぼ確実。しかしながら、各種メディアにおいて、金融緩和の是非、緩和の限界、3次元金融緩和とかのフレーズが出てくる時点で、すでに限界が近づいている感は否めない。どうも沈みかけたアベノミクスタイタニック号が再び甦る気がしないんだけど。また、すぐに沈みそうな予感。