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5月27日の海外株式・債券・為替・商品市場

5月27日の海外株式・債券・為替・商品市場


欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は 次の通り。
◎NY外為:ドル上昇、イエレンFRB議長が利上げ示唆
27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米連邦準備制度 理事会(FRB)のイエレン議長が今後数カ月のうちに追加利上げが適 切になり得ると発言したことが、ドル買いを誘った。ドル指数は月間ベ ースで2014年9月以来の大幅高。

イエレン議長はハーバード大のイベントで、米経済は低調だった1 -3月(第1四半期)の後、「改善が続いている」と発言。ドル指数は 2カ月ぶりの高水準に上昇した。議長の発言は、早ければ来月にも利上 げを実施する可能性があるとした一連の地区連銀総裁の見解と一致する もので、利上げはドルの相対的な魅力を高める。
バンク・オブ・ノバスコシアのチーフ為替ストラテジスト、ショー ン・オズボーン氏は「金融当局者の間では市場に利上げリスクを認識さ せる必要があるとの声が高まっている。この結果、ドルは小幅ながら高 値を更新した」と述べた。
フィラデルフィア連銀のハーカー総裁やサンフランシスコ連銀のウ ィリアムズ総裁が年内2、3回の利上げが可能との見解を示しており、 投資家の間で利上げ観測が強まっている。1-3月(第1四半期)の米 実質国内総生産(GDP)改定値が速報値から上方修正されるなど米経 済指標は力強さを増しており、米国は追加利上げに耐えられるとの見方 を裏付けている。
ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット 指数は前日比0.5%上昇。3月25日以来の高水準に達した。月初から は3.6%上昇している。ユーロは対ドルで前日比0.7%安の1ユーロ =1.1115ドル。ドルは対円で0.5%上げて1ドル=110円31銭。
商品先物取引委員会(CFTC)によると、ヘッジファンドや運用 担当者による主要8通貨に対するドルの持ち高は6週間ぶりに買い越し に転じた。ドルの買越幅は24日終了週に6万7430枚。前週は1万653枚 の売り越しだった。
金利先物市場が示唆する6月14ー15日の連邦公開市場委員会 (FOMC)での利上げ確率は今週、最高で34%まで上昇した。
アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミス ト、スティーブン・スタンリー氏は「イエレン議長からきょう発せられ た短い言葉は、恐らく他の誰よりも議長の見解が変化し、近く利上げを 真剣に検討する方向に傾いていることを示唆している。6月の行動につ いて手の内を明らかにしたわけではないが、そういう目的では6月6日 にもスピーチが予定されている」と語った。
イエレン議長は6月6日にフィラデルフィアでの昼食会で講演する 予定。
原題:Dollar Rallies Most Since 2014 as Fed’s Yellen Sees Higher Rates(抜粋)
◎米国株:上昇、S&P500は週間で3月以来の大幅高
27日の米国株は上昇。30日の米メモリアルデーの祝日を控えてこの 日は薄商いだった。S&P500種株価指数は週間ベースで3月以来の大 幅高となった。米国の景気は力強さを増しており、今夏にも利上げされ た場合も持ちこたえることができるとの見方が広がった。
この日は銀行株、テクノロジー株が上昇。米連邦準備制度理事会 (FRB)のイエレン議長は米経済の改善が続いており、「今後数カ月 のうちに」追加利上げが正当化されるとの認識を示した。
S&P500種株価指数は前日比0.4%上げて2099.06。週間ベースで は2.3%上昇した。ダウ工業株30種平均は前日比44.93ドル(0.3%)上 げて17873.22ドル。ナスダック総合指数は0.7%上昇した。
ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールス・トレーダ ー、マイケル・アントネッリ氏は「イエレン議長の発言は裏付けそのも のだった。ここ1週間、多くの政策当局者が発言してきたが、これら連 邦公開市場委員会(FOMC)メンバーは特にハト派ではない。イエレ ン議長の発言は決定的だった」と述べた。
金利先物市場が織り込む6月の利上げ確率は34%。イエレン議長の 発言前は30%だった。先週初めはわずか4%だった。7月の利上げ確率 は58%と、朝方の51%から上昇した。
1-3月(第1四半期)の米実質国内総生産(GDP)改定値は速 報値から上方修正されたが2016年の滑り出しが低調だったとの見方は変 わらなかった。5月の米消費者マインド指数は予想を下回る伸びにとど まった。
企業の四半期決算発表シーズンもほぼ終了し、S&P500種採用企 業の第1四半期決算見通しは7.1%減益。4月時点では10%減益が見込 まれていた。第2四半期は4.9%減益、第3四半期は3%増が予想され ている。
S&P500種産業別10指数はいずれも上昇。金融やテクノロジー、 ヘルスケア関連の銘柄が特に買いを集めた。CBOEボラティリティ指 数は2.3%下げて13.12と、8週間ぶりの低水準だった。
精密機器メーカーのFEIは14%高。計測機器・試薬メーカーのサ ーモフィッシャーサイエンティフィックがFEIを約42億ドルで買収す ることで合意した。
原題:U.S. Stocks Climb, Capping S&P 500’s Strongest Week Since March(抜粋)
◎米国債:下落、FRB議長が数カ月内の利上げを示唆
27日の米国債相場は下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエ レン議長が数カ月以内に利上げが適切になる可能性があるとの認識を示 したことが手掛かり。2年債は週間ベースでは3月以降で最長の連続安 となっている。
この日は幅広い年限で利回りが上昇。イエレン議長は米経済が「非 常に大きく改善」してきたと指摘。さらに現在も前進は続いていると し、インフレ指標は上昇が見込まれ、労働市場は改善していると述べ た。議長はハーバード大学で開催されたグレッグ・マンキュー教授(経 済学)との討論会で発言した。
TDセキュリティーズの米国ストラテジスト、ジェナディ・ゴール ドバーグ氏(ニューヨーク在勤)は「FOMCとしては利上げの態勢を 整えつつあるようだが、イエレン議長は今後数カ月のうちにという選択 の余地を残している」とし、「市場で織り込まれる利上げ確率は今後予 定されている全ての会合に関して上昇するだろう」と続けた。
ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時現在、金融政策に最も敏感な2年債の利回りは前日比4ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.91%。週間ベースではこ のままいけば3週連続での上昇となる。これはここ2カ月余りで最長の 連続上昇。同年債(表面利率0.875%、2018年5月償還)価格はこの 日99 30/32。
10年債利回りは2bp上げて1.85%。
30日がメモリアルデーの祝日となっている関係で、27日の米国債市 場は米証券業金融市場協会(SIFMA)の勧告に基づき米東部時間午 後2時までの短縮取引だった。30日は終日休場となる。
この日のイエレン議長の発言を、市場は一種のサプライズと受け止 めた。連休を控えていることもあり、議長は利上げの示唆を避けるだろ うと一部では予想されていた。
ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責 任者(CEO)は前日、イエレン議長の発言は「ハト派寄り」になると 予想していた。ガンドラック氏は先物市場で織り込まれる6月利上げの 確率が50%以上にならない限り、FOMCは同月には利上げしないとみ ている。
ブルームバーグがまとめたデータによれば、金利先物市場で織り込 まれる6月利上げの確率は36%と、前日の28%から上昇。年内の利上げ 確率も80%と、前日の72%から上昇した。
原題:Treasuries Fall as Yellen Suggests Rate Hike in Coming Months(抜粋)
◎NY金:売り止まらず、FRB議長発言で利上げ警戒高まる
27日のニューヨーク金先物相場は続落。堅調だった月初から様変わ りし、月間での下げは昨年11月以降で最大となった。米金利先高感を背 景にプラチナやパラジウム、銀も軟調。
RJOフューチャーズ(シカゴ)のシニアマーケットストラテジス ト、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、「利上げは不可避 のようだ。6月であれ7月であれ、すでに決まったも同然で、イエレン 議長の言葉には自信が感じられた」と指摘。「金が予測可能な将来にお いて圧迫を受けるのは間違いない」と述べた。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は前日 比0.5%安い1オンス=1216.70ドルで終了。月初からは5.7%の値下が り。
銀先物7月限は0.5%下げて16.269ドル。ニューヨーク商業取引所 (NYMEX)のプラチナとパラジウムも下落。
原題:Gold Posts Another Losing Week as Yellen Adds to Rate-Rise Angst(抜粋)
◎NY原油:続落、カナダ生産業者が操業再開へ-週間では堅調
27日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インタ ーミディエート(WTI)先物が続落。山火事で操業を停止したカナダ のエネルギー会社が生産再開の準備を進めていることから、売りが続い た。今週は米原油在庫の減少で世界的な供給超過が解消に向かうとの期 待で、一時はバレル当たり50ドル台に乗せるなど、週間ベースでは堅 調。
USバンクのプライベート・クライアント・グループで地区投資マ ネジャーを務めるマーク・ワトキンス氏(ユタ州パークシティー在勤) は、「ようやく需給が均衡を取り戻しそうだ」と話す。「50ー60ドルの レンジに近づけば向かい風を受ける。在庫はなお高い水準にあり、これ を片付ける必要があるからだ」と述べた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物7月限は前日 比15セント(0.30%)安い1バレル=49.33ドルで終了。週間では3.3% の値上がり。26日には昨年10月9日以来の高値となる50.21ドルに上昇 する場面もあった。ロンドンICEのブレント7月限は27セント (0.5%)下げて49.32ドル。
原題:Oil Trims Third Weekly Gain Amid Return of Canadian Crude Supply(抜粋)
◎欧州株:上昇、米景気見通し楽観で-週間では2月来の大幅高
27日の欧州株式相場は上昇。指標のストックス欧州600指数は週間 ベースで3週続伸した。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長 による講演を控え、米国経済には利上げに耐えられるだけの強さがある との楽観が高まったことが背景にある。
ストックス600指数は前日比0.2%高の349.64で取引を終了。前週末 比では3.4%上昇し、2月以来の大きな上げとなった。英国と米国が3 連休となるのを控え、この日の出来高は30日平均を20%下回った。
リサーチ・アンド・アセット・マネジメント(チューリヒ)のオッ トー・バサー投資調査部長は、米利上げの可能性について「市場の準備 は出来ており、織り込む時間があった」とし、「米利上げは状況を何ら 変えないが、米経済が軌道に乗っているという信頼感を高めるだろう」 と語った。
個別銘柄では、オーストリアの鉄鋼会社フェストアルピーネ が2.7%上昇。スイスの製薬会社ロシュ・ホールディングが4%上げる など、ヘルスケア銘柄も総じて高い。
原題:European Stocks Climb to Post Biggest Weekly Gain Since February(抜粋)
◎欧州債:長期債が上げ基調-利回り追求の動きと景気懸念で
欧州債市場では長期債を選好する動きが高まっている。資産運用会 社の米ブラックロックは比較的高い利回りと関係国の景況持ち直しを背 景に最近起債された超長期債の一部を購入したことを明らかにしてい る。
同社のユーロ圏債券部門責任者マイケル・クラウツバーガー氏はブ ルームバーグとのテレビインタビューで、「これらの債券の一部を積極 的に購入している」とし、「ドイツを除いた欧州の一部国債のイールド カーブは非常にスティープ化しており、投資妙味を増す可能性がある」 と語った。
フランスはこの日、30年債入札を6月2日に実施すると発表した が、市場の多くの関心は50年債に向かっていた。同国は4月に30年債を 起債。ベルギーとスペインもこれに追随し、イタリア当局も今月上旬に 需要を分析していると表明した。
短期債の利回りはゼロまたはそれを下回っている市場環境下で、年 金基金や投資運用会社などが超長期債の発行を支えている。満期が少な くとも20年以上の欧州債の今年のリターンは約9.6%と、全体と比較し てほぼ3倍となっている。
これがイールドカーブに沿って年限分布の中で中長期部分へとシフ トする動きを促し、ドイツ国債よりも周辺国債が選好されている。ロン ドン時間午後4時35分現在、スペイン国債の30年債に対する10年債の利 回り上乗せ幅(スプレッド)は120ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)。これはドイツ国債の30年物と10年物のスプレッドより約50 bp大きい。


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