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サプライズは政治から


長期投資においては、投資環境の変化が一番気になります。

 
予測できる環境の変化に対しては、「相場に織り込む」として、仮にそのサプライズが実現したとしても、実際の反応は限定されます。ところが誰も予想されない環境の変化に対しては、相場は思わぬ反応をするものです。


年初に、アメリカの大統領にトランプ氏がなるとだれが想像したでしょうか。それが11月の選挙前に、早くも現実のものとなってきました。今年最大のサプライズといえます。


今のところは、史上最大の不人気候補とか、選挙目当ての口先候補とか、ネガティブな反応しか伝わってきませんが、マスコミの論調はともかくも、政治の世界ではこの影響下で動き始めています。


実現が不可能と思われたアメリカの大統領の広島訪問の実現や、その後の安倍内閣の動きにその影響を見ることができるようです。「投資環境は政治が作る」と考えると、これからの株価は、まさに政治の動きに左右され、政治の動きを読むことで、これからの株価を読むことができるといえます。


日本の株価も、政治の動きによって大きく振らされそうです。そのサプライズがあと1ヶ月先に迫っているのです。消費増税を先送りにするかしないかが、株価に影響を与えるのでなく、与党が一枚岩で選挙に臨むことができるかが、今後の株価に大きな影響を与えます。


政治的にみると、消費増税を先送りを決断するには選挙しかありません。消費税の先送りとその後の増税は、前回の衆議院選挙で、安倍総理が国民に約束して大勝したのです。約束を破るには、それなりの準備と選挙が必要です。そうしないと、国民の政府に対する信頼感が失われます。

 
私は、消費税問題を今回の参議院選挙に絡めないで、オバマ大統領の歴史的な広島訪問で、選挙に臨めば、少なくとも、13年選挙程度の議席は取れるとみていました。それが、リーマンショック時の数字を並べて不況を演出し、消費税の引き上げ延期を打ち出したのは、反対政党にとって格好の宣伝材料を与える結果になってしまったわけです。


うまくゆけば、確かに一挙に2/3を狙えるかもしれませんが、民主党も名前を変え、国民の目もあの失政から目をそらし始めています。今の状況からすると、同日選挙は避けられない状況となって、安倍総理がせっかく築いてきた長期政権への望みも、国民の気まぐれな判断で、ネガティブサプライズを予想する状況になりそうです。


選挙は水物。万が一参議院選挙で、13年並みの結果を落とすようだと、安倍総理の求心力は一挙に衰え、また民主党政権時代のように群雄割拠に繋がり、トランプ氏の顔色を窺った政治に逆戻りすることになります。




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