ドラマ版「ナンシー・ドリュー」、シリーズ制作は見送りに

[adveeさん]

世界中で女性に人気の探偵小説シリーズ「ナンシー・ドリュー」のドラマ版。そのシリーズ制作を米CBSは見送ることになったと、米Deadlineなどが報じた。

『パーソンオブインタレスト シーズン4 犯罪予知ユニット』のサミーン役で知られるサラ・シャヒが主演を務めたパイロットは、評価は良かったものの、CBSの放送ラインナップにおいては、あまりにも女性向けに偏りすぎていたこと、また、20時または21時台の放送枠はすでに埋まっていたことが、シリーズ制作が見送られた原因だったようだ。

1930年に初の小説が刊行された「ナンシー・ドリュー」は、"キャロリン・キーン"のペンネームで多くの作家が関わった人気小説シリーズ。検視法廷 DVD小説では16～18歳の少女探偵として知られているナンシーだが、ドラマ版では30代の女性に成長。アロー シーズン4ニューヨーク市警の刑事となり、複雑な現代人としての生活を送りながら、並外れた観察力を用いて犯罪を捜査・解決する設定になっていた。

パイロットの制作を担ったCBSテレビジョン・スタジオは、現在、他の放送局に売り込みをかけているところだというザプレイヤー DVD。注目を集めたドラマ化だけに、ぜひ何らかの形でシリーズ制作にこぎ着けてほしいものだ。