所詮東京市場は海外の機関投資家を中心に動いていますから、相場を予測する際は
G.S様を初め、大手外資系証券の先物・オプション手口は常々重要な情報源だと考えています。
(今日のオプション手口)
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/invest_tool/futures/futures_op.asp
「DELTA」プラス(赤字)は日経平均株価に対して強気のポジション
マイナス(青字は)弱気のポジションを表していますので
G.S様のオプション手口は、日経平均を下落方向だと判断し
ABNアムロは強気のポジションをとっていることが分かります。
一方「日経平均先物ラージ6月限」の建て玉を見ると(先週末時点)
売り越しトップはG.Sで「-36563枚」、逆に買い越し第二位がABNアムロ「+21850枚」。
因みに、売り越し上位にはG.Sに次いで
C.S(スイス)、ニューエッジ(フランス)、BNPパリバ(フランス)
ナティクシスJ(フランス系)、メリルリンチ(米)、JPモルガン(米)など
欧米の主要証券が並んでいるため、少々違和感を感じています。
要するに、ABNアムロを窓口にした
グローバル・マクロ系ヘッジファンドの介入を疑っているということですが
もしそうだとすれば、二通りのシナリオが考えられると思います。
<シナリオ①> 4月高騰・5月暴落
4月、FRBの追加利上げは見送られる公算が強い反面
日銀の追加緩和や日本政府による景気対策の前倒しは期待出来る。
そう考えると、これ以上のドル売り円買いはリスクが大きいため
4月のドル円相場は107円~110円を維持し
あわ良くばクジラの買いを誘い、5月上旬日経平均17000円を目指す(ここで売り抜け)。
つまりABNアムロが「日経平均先物ラージ6月限」の買い建て玉を高値で捌き
その後15000円方向へ暴落させ、14000円台で買い戻すというシナリオです。
この時、殆どの「ノックイン条項付き日経平均リンク債」は償還されることになるでしょう。
アムロの建て玉推移に注意!
<シナリオ②> 5月中旬まで暴落・5月下旬に買い転換
5月の伊勢志摩サミットまで、日本の為替加入はないという前提でドル売り円買いを強め
ドル円相場は105円割れ、一時的に100円割れも想定。
日経平均15000円割れまで暴落させ、6月の反騰を狙う。
この場合、G.Sが「日経平均先物ラージ6月限」の売り玉を安値で買い戻す可能性があります。
G.Sの建て玉推移に注意!
・・・とまあ、何時もの暇人の妄想ですが(^┰^;)ゞ
少なくとも明日以降、参院選直前までフラットな相場展開は無い様な気がします。
そして参院選が終われば、下り45度の急勾配が待ち受けているかも(^_^;)
<IMM通過先物ポジションは、投機筋による円ロングの増加が継続>
ところで、最近の円高は、ドルが買われ過ぎていた反動で
1ドル100円~110円が妥当な水準だと言われていますが
ヘッジファンドが下へ仕掛ける時は、105円~100円割れ、上へ仕掛ける時は110円~115円。
ざっくりですがそんな妄想も抱いています(^▽^;)