衣雲さんのブログ
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「スターバックスインデックス」はよく当たる?!
しばらくスターバックスからはちょっと足が遠のいていましたが、最近また仕事帰りにスターバックスに寄って勉強をするようになりました。そこで今回は「スターバックスインデックス」のお話…といっても、ロンドンエコノミストの出しているビッグマックインデックスやトールラテインデックスの話ではありません。
数年前にオプション取引を本格的に勉強しようと思い立った時、もう一度経済指標を通覧しようと「ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール」という本を買いました。この本は非常によく出来ていて、50の経済指標を「消費」「投資」「政府」「貿易」そしてそれらの複合的指標の5つに分類した上で、それぞれの指標について意味と発表時に取るべき投資行動、リスクとリターンをコンパクトにまとめた良書です。今でも時々引っ張り出してきては「アレはなんだったかな?」と読み返しています。
その中の第50番目の経済指標が「ウェイトレス美人指数」。
・注目ポイント…きれいなウェイトレスが増えている
・意味すること…美貌を生かせるような給料のいい仕事が不足している。つまり景気が悪い
・投資アクション…お気に入りのウェイトレスに声をかけたあと、電力や食品、医薬品業界などのディフェンシブ銘柄を買う
・リスク評価…極めて高い
・リターン評価…$$$$
アメリカ人らしいジョークで締めくくっているわけですが、これはリーマンショックでまだ世界経済が冷え込んでいた2009年の夏ころ、アメリカの雑誌でHugo Lindgrenが半ばジョーク交じりに論評してかなり話題になった「Hot Waitress Index」という経済指標(?)がネタ元です。(こういうのがお好きな方には「40大おバカ経済指標」がビジネスインサイダーで紹介されていて、もちろんHot Waitress Indexも載ってます)…でもこれって、皆さん結構昔からやってますよね?昔ならタクシーに乗ったときに景気を聞く人もいましたし、最近ではTwitterセンチメントインデックスなんていうのもありました。
そんな中で私が昔から気に入って使ってる(?)のは、スターバックスに行った時の店員さんの応対と、美人イケメンの割合を観察するという、言わば「スターバックスインデックス」とでも言うべきものです。元ネタのLindgrenは基本的に「安飲食店」の店員さんに着目していたのですが、これは恒常的な労働力不足に陥りつつある日本ではあまり役に立ちません。その点「安い」の中では少し高めで、しかもアルバイトとしても人気で労働者の供給も安定しているスターバックスに着目するのは合理的です。…まあ、スターバックスに行く度に「カッコいい(カワイイ)店員さん増えてきたな」とか「新しい店員さんイマイチ気が利かないな」とかそんなところばかり心の中でチェックしてるんですから、嫌なお客さんといえば嫌なお客さんですね…
この「スターバックスインデックス」の難点としては、本当に景気の良い時はなかなか使いづらいという…こんな目で観察してると、景気のいい時のスターバックスって残念な感じしかしないから、どうしても足が遠のいちゃうんですよね…
私の立ち回り先のスタバであまりイケメンを見かけない気がします。
長女が学生時代、スタババイトでした。
時給は安いけどステータス的な人気がありますね。