rotusさん こんにちは。
私は元々「金融工学」は合法的な詐欺であって
およそ学問とは無縁のものだと考えています。
しかしG.Sが世界最強の投資銀行に伸し上ったのは金融工学のお陰です。
結局日本人は私と同じ発想で、金融工学を素直に受け入れることが出来ず
欧米に後れをとったのだと思います。
株式相場を戦場だとすれば、日本は間違いなく敗戦国です。
世界NO1の「開発力・技術力・製品力」そして勤勉さを有する日本から
これ以上国民の財産を海外勢に盗み取られるのは我慢出来ません。
個人的には不本意ですが、金融工学の遅れを取り戻し
欧米の資産を巻き上げる様な、金融先進国を目指すべく
優秀なファンドマネージャーを養成する必要があると考えています。
因みに、N/N倍率ですが、以下の1970年以降の推移を見るとお分かりの様に
ダウが日経平均を上回った期間は、2010年からアベノミクスまでの
極僅かな期間しかありません。
https://www.nikkoam.com/files/fund-academy/number/pdf/2013/0521_01.pdf
それがマイナス金利導入直後に逆転した訳ですから
結果的には政策のミスと言えるかも知れません。
ただその前に、マイナス金利を既に導入している欧州で
その効果に疑問符が付いているにも関わらず強行した日銀(実は政府)は
策に溺れたとしか言い様がありません。
それは、裏を返せば、アベノミクスの限界が見えたということであり
株価の暴落を海外要因の所為だと決め付けている政府は
「おめでたい」の一言に尽きると思います。
このままでは、日銀が政府の無能さの尻拭いをさせられるかも知れません。