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シャープの空売りは危険水域

今日の朝の読売の記事で、鴻海による出資提案の7000億に引き上げ報道があった。そして更に場合によってはTOBの可能性についても文末で触れていた。

今日のシャープは終値125円+16となって大幅に上昇して引けた。




今回の記事はいつものよう単なる飛ばし記事と思い込むのは危険かもしれない。

というのも、実際に革新機構によるシャープの出資金が段階的に引き上げられている経緯は鴻海の出資競争によるところは大きい。鴻海会長が上手なのか、そのことを意図的にリークさせている人物が上手なのかはさて置き、実際に革新機構の出資額が報道では日に日に増えている事からも効果が出ているだろう。この状況の中で更に鴻海が出資金を引き上げるという観測が出るようならば、シャープの空売りはリスクが大きく高まる事になる。

そのリスクの中でもTOBが一番大きい。出資金のうち、実際のTOBに使われる資金は報道されていないので、安値TOBになるのでは?という考えも私の中で以前はあったのだが。今となっては、最悪を見積もると出資額自体が7000億なのだから株価は3倍までの可能性まである。

もちろん、出資金のすべてをTOBにするとは思えない訳だが、更なる出資金の積み増しの可能性も考えると、株価120~130円で更に空売りをするという行為はかなり危険だと私は思う。


加えて、革新機構の出資話のスキームもある程度出そろってきている。もう一度金融機関にはDESをしてもらい、本体出資と液晶事業の方にも出資というものだ。

シャープが液晶部門を切り離すのであれば、来期も銀行は借り換えに応じる意向でもある。そして、資金ショート懸念が薄れるのであれば、あとは会社更生法や民事再生等での100%減資の可能性だが、こちらも最近の報道を見るとほとんど議論にすら上がっていない。某掲示板ではよく見るフレーズであった100%減資であるが、その可能性は限りなく低くなってしまっているように思える。


今日の報道が出て、そして今日の午前中の値動きを見て私はシャープの空売りを手仕舞う事にした。去年からのトータルでは利益は出ているが、今回の報道での寄付きからの上昇のせいで、1月時点での含み益が吹き飛んでしまった。つまり現時点では今年のシャープの利益はマイナスのまま今回の取引はいったん終わりだ。


今までと違う報道が出たので、来週の値動きは変わったものになるか可能性が高い。シャープによほどの悪材料が出ない限りは今の120円強の水準から空売りする事はないだろう。


さて。

日経も終値17147円となった。


上海市場は3000ポイントを切っているが、為替の方は下げ止まり感は出ていると思う。一方で原油は最近一瞬1バレル30ドルを切ったりもした。

このままリスクオフが続いたとしても、下げ余地は乏しく感じる。そろそろ反転するのではないかという考えは日に日に私の中で強くなってきた。

先週書いたように、空売り銘柄は今週にかけて手放し始めている。加えて大きなポジションであったシャープも今日手放してしまったので、ポジションは買いにかなり傾いてしまった。

このまま日経が上昇すればもちろん大きな利益となるであろうが、逆に動けば致命傷となってしまう。しかし、具体的にヘッジしようにもプット価格が高止まりしていて一番安い2月限13000円のプットですら25円を超えているという有様。買いポジション+プットという許容リスクで構成するには現状ではコストがかかり過ぎてしまうが・・・。他により良い方法も無いのでこれで行くことにする。


シャープを手放したことで代用できる空売り銘柄があれば良いのだが、候補が今のところ手で数えるほどしかない。候補になりうる銘柄は日経平均に連動しにくいという性質を持ち、割高な銘柄。

何か良い銘柄は無いだろうか?まだ手放す予定の無い空売り銘柄としてはワタミがあるので、そちらを売り増しするという手もあるのだが・・・。


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