[SBI証券]
年末年始の東京市場は堅調に推移すると予想
需給面のアク抜けが堅調な相場展開を演出しそう。
12月第3週(14-18日)のデータはまだ発表されていないが、第2週(7-11日)の投資部門別売買状況(2市場1・2部等)で「個人」の現物取引が532億円を買い越し
実に10週ぶりの買い越しとなった。そしてこの週の日経平均の安値が1万9020円。
翌第3週の安値が1万8562円であることを考えると、連続して買い越した可能性がある。
ここからの下値は「個人」の強い買い意欲を背景に限定的となりそう。
また、18日申し込み現在の信用残で取組は4週連続悪化したが、株価の乱高下の中で買い方の整理は進んでおり、信用倍率(株数ベース)も5.73倍と決して高くない。
空売り比率(信用取引含む)も21日の41.5%から22日36.9%、24日35.3%と低下したが
相対的に高水準にある。買い戻しのエネルギーが少なからず蓄積されている。
こうしたことから今週の相場は堅調に推移し、年明けの相場も1日に発表される中国12月製造業PMI(購買担当者指数)は気掛かりだが、4日に通常国会が召集され、補正予算案が提出される運びにあることから、政策関連銘柄への注目度を高めつつ値戻しが進みそう。
この2週間の日経平均の下値は1万8650円を予想し、上値は価格帯別出来高で当面の岩盤であり
25日移動平均線ともほぼ一致する1万9500円を予想する。
物色対象としては医薬品、小売や電鉄をはじめとするインバウンド(訪日外国人観光客)関連
食料品、化学、情報・通信、建設、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)関連など。
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<曲がり屋の妄想> (^_^;)
◇個人の買い越しはNISAの駆け込み需要が影響していると思われ、最終週まで続くかは疑問
◇信用取り組みの改善は、米国の利上げに伴う個人の様子見姿勢の表れで
マクロ的に、新年早々個人投資家が買いに動くとは考え難い
◇「苦しい時のインバウンド頼み」が何時までも通用するほど相場は甘くない
特に中国人の爆買いは、中国政府の資金流出抑制策や元安などで徐々に減少すると予想
◇TPP関連への期待は裏切られる可能性があるので要注意
何故なら「大筋合意=事実上の締結」ではなく、米国議会で承認されるかどうかも微妙な状況
◇外資系証券、中でも先物・オプション市場で存在感を示すG.S、ABNアムロ、ニューエッジは
1月度のSQ値を、揃って18800円以下と予想している節があるので要注意
・・・・・とまあ悲観的な予想(妄想)ばかり並べ立てましたが
SBI証券の相場予測にもある様に、通常国会の開催が前倒しされることで
国策や公共投資関連の銘柄が買われる可能性は充分ありそうです。
但し、個人的に年末に先回り買いをするのはリスクが高いと考えていますので
来週は、せいぜいターゲットを絞る程度に止めて置こうと思います。
因みに建設株は最近売り込まれている銘柄多い上に、3Q決算も期待出来ることから
最も低リスクだというのが曲がり屋の予想です
何れにしても良い形で一年を締めくくりたいですね。
「みんかぶ」の皆さんに幸あれ! ◆\(・・)/◆