先日、預貯金だとお金が増えないので、投資をしたいと話す同年代の方がいました。
しかし、
「損はしたくない!」
と言う。
仕方ないので
「いくらまでだったら損してもいいですか?」
と聞くと
「せいぜい4~5万円くらい」
と言う。
話を聞くと、ヤフーオークションで取引ができるとわかったので、今だったら、諸経費込みで
天皇陛下御即位記念10万円金貨(平成2年発行)が「13万5,000円で買えますよ~」
「損しても4万円ですよ~」などと説明すると、興味を持たれました。
「損しても4万円だったらヤフオクで買ってもいいなぁ~」(・。・;
注意:
発行枚数が多いので、プレミアムはあまり期待できません。
貨幣損傷等取締法、また紛失・盗難リスクについても説明しました。
4万円以上損してもよい方だったら、換金性も考えメイプルリーフ金貨の方がおすすめです。
リスクを取らずに投資をすることはできません。
ただし、投資スキルを磨けば、リスクを最小限に抑えることはできるかもしれません。
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
○日経新聞より
12月10日(木)
「信用評価損益率」
「4週連続買い残」「新興株堅調で」
の記事がありました。
「信用取引で買った株式の含み損益の度合いを示す信用評価損益率は、4日申し込み時点で
マイナス7.74%と4週連続で改善し、約3ヶ月半ぶりの小ささとなった。個人投資家が
選考する新興株の値動きが堅調で、含み損が減少した。」
(日経新聞より引用)
とあります。
個人投資家の含み損が減少しているので、需給悪化のニュースになります。
足元、株価が調整しているひとつの要因になります。
12月11日(金)
「プロはこう読む」為替
「(前文略)年明け以降はFX取引を通じたドル売りを警戒する必要がある。ドルの買い
持ち高を抱える個人投資家はドル高を受けた利益確定の売りを年明けまで待つ傾向がある。
利益を得て所得税が増えるのを先送りしようとする意識が働くためだ。円相場の押し上げ
圧力になりそうだ。」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券 植野大作氏)
(日経新聞より引用)
とある。
他にもBNPパリバ証券の河野龍太郎氏など、まともな専門家の意見は参考にしたいと
思います。(ほとんどがまともではない・・・)
○中国の景気減速
中国の貿易統計によると
9月度(対前年同月比)
輸出:▲3.7%
輸入:▲20.4%
10月度(対前年同月比)
輸出:▲6.9%
輸入:▲18.8%
少し前のニュースを見ると
「中国国家統計局が発表した2015 年7~9月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の
影響を除いた実質ベースで前年同期比6.9 %増にとどまった。」
とありました。
対前年で輸入が20%減っているのに、経済成長率が6.9%はありえません。
ある証券会社の専門家が言っていました。
「中国は景気減速したといっても、6.9%も成長しているのですよ!」
間違った数字をもとに話をされるので、説得力がない。
中国の景気減速が深刻になると、世界経済にも影響があります。
中長期的には、株価のマイナス要因になります。
○投資主体別売買動向
12月第1週分が発表になりました。
個人投資家 560 億円(買い越し)
海外投資家 780億円(買い越し)
個人投資家がここまで9週連続売り越していましたが、ここで買い越しに転じました。
需給面で注意が必要です。
ただし、まだ海外投資家は買い越し継続で、個人投資家も本格的に買い越していません。
金額的にも小幅です。黄色信号点滅といったところでしょうか。
○2015年12月限SQ値
日経225 18,943円
TOPIX 1,531ポイント
チェックしておきます。
目先、日経225の上値で意識される水準は、
19,000円、19,250円、19,500円
(やや適当です。)
○12月相場の過去の統計データ(日経225)
専門家の指摘通り、過去のデータでは、12月は前月比で上昇する確率が高いです。
2003年~2014年までの12回の成績は
10勝2敗 勝率83.3%
高確率で勝っています。
負けた2回も▲9円と▲372円と小幅マイナスです。
勝った10回の内訳を見ると、ほとんど500円超上昇しています。
11月の終値は、19747円。
今年はどうなるのか?
しかし、これは過去のデータです。今年勝つ保証はありません。あくまでも参考データです。
また、「米利上げ」といった今年最大のテーマが残っているので、過去のデータが参考に
なるかどうかもわかりません。
結論
足元、株価が大きく下落していますが、今年のビックイベント12月16日のFOMCに向けての
ポジション調整の動きだと思います。ここからのポイントは、FOMC結果後のマーケットの
方向性をつかむことです。短期的には、株価はオーバシュートぎみに下落しているので、
少し買い予想をいれます。
CME日経は、18,670円になっています。
ダマシはありますが、波動と変化日をチェックすると、ここから短期反発しても不思議では
ありません。周知の通り、日中取引は裁定取引がありますが、夜間は現物が動いていない
ので、オーバシュートしやすいです。
中長期的には、下落する可能性が高いと見ていることは変わりないので、売り予想はその
まま残すことにします。
FOMC、ECB、日銀の金融政策が材料出尽くしになっていないので、個人的には
マーケット予想は難しいと感じています。
引き続き投資は慎重に対応します。
・・・・
わたしの金投資の師匠から教えてもらった言葉
「投資は、学べば学ぶほど慎重になる」
みんかぶ予想
買い予想:2銘柄
売り予想:1銘柄