Klab。この会社は年に数十のアプリ開発をし続けている。
その中でヒットがある程度でていてあの業績であったわけだ。
株価を見る指標としてはPERを見たり売上高や営業利益の推移を見たり等もある。しかしゲームセクターに関して言えば、時価総額も対象との比較に使えたりする場合がある。
Klabは時価総額420億円位だ。一番ヒットしているアプリがAPPランキングでラブライブが27位ほど。
これだけを見るとうーん落ち目だなあ・・・と思う。時価総額の低下は妥当だろう。
昨日くらいにリリースされた待ちに待ったゲームがあった。AoEだ。
このゲーム元はマイクロソフトのPCゲームで、知ってる人は知っている大人気ゲーム。アプリ向けの開発をKlabが契約していたので、私はこのゲームに大きく期待していた。
しかし、昨日少しやってみた感想としては、他の戦争系ゲームの劣化としか思えなかった。これでどうやって課金させて儲けるのか。そのビジネスモデルが危うい気がする。一番のレアは3%ほどで、ヒーローを順次追加していく事でゲームを運営していくようだ。
内政と戦争パートに分かれてしまっているので、似ているゲームでいうと、ドミネーションズやゲームオブウォーやクラッシュオブクランのような内政パート。そして戦争は蒼の三国志のような操作性でヒーロー(軍隊)を動かしつつ、リアルタイムに建物を建てて戦争していくというAoEの部分は継承されてはいる。アプリ向けなので細かい操作が必要な本家AoEと比べると、物足りなさがまずある。
このゲームで世界で配信するようなのでどのくらい流行るかと考えた場合、現在のクラッシュオブクランやゲームオブウォーを超える事は難しい気がする。まだブラシュアップが足りないだけと言われればそうなのかもしれない。
とにかく、私のようなそこそこゲームをやってきた人間からすると期待外れという感想になった。
また、この会社のアプリゲームの特徴としてはほとんどの著作は元々あって、その開発権利を取って開発しているゲームが多い。ラブライブももちろんそう。
なので、ガンホーのようにアプリを開発すれば課金されたお金はグーグルやアップルに手数料を取られた後は諸々会社に入るような事は無く、原作者や元のゲーム著作権を有している会社にかすめ取られる。つまり儲けが少ないのだ。
なので、年間で数多くのアプリを開発しては終了して~を繰り返している。しかも、ゲームのサイクルが早いので、他の業種でいうとサイクルが早くいつまでも設備投資をしなければならない製造業。例えばメモリ事業に似ている。
総合的に見ると現在のラブライブの人気が終わってしまい、AoEが失敗してしまうとかなりの時価総額が失われる事になると予想できる。
残念なのは、現在このKlabは貸借銘柄ではない。たまに再開される事があるので注意して監視しようと思う。
流石にハイパー空売りでデイトレはする気にはなれなかった。