yuhsanさんのブログ
相場の位置をどうやって判断しますか
EPSとPERで判断する方法が一般的ですが、チャートや時価総額で判断する方法など、いろいろあるようです。投資にあたって、最も大切な要素なので、先人は天底を当てるため心血を注いできました。
「へ~、そうなの!」
日経225を構成する全銘柄のEPSは、90年のバブル崩壊以降20年間は、600~1,000円のあいだを動いていました。
EPSは企業業績を発行株式数で割った数字なので、企業業績が向上してくると、無限に上昇するはずですが、利益が増えると発行される株数も増えるため、どこかで頭打ちとなります。
ただ、最近では、ROEの向上や企業価値をあげるために、発行株式数を減らす動きもみられます。
このためEPSは、1,000円の壁をあっさり超え、上昇傾向にあります。これが相場を長くする原因にもなっています。
2016年3月期の日経225平均のEPSは、1,250円と推定されていますが、コンプライアンス病や、自社株買いなどで、年明け以降は、これより多い数字となる予想です。
そうなると……。
「相変わらずごちゃごちゃと、うるさいわね。明日のことさえ分かればいいのよ」
「そうですか……」
現在のEPSはバブル崩壊以降最高水準にありますが、
この先さらに上昇するのかどうか判断がつきません。
PERは16倍弱、PBRも1.3を超えており、
割安とは言えません。
割安と言えるようにするためには、EPSの上昇が欠かせませんが、
日本企業のEPSの限界値はどのあたりなのか、
ROEを増やすと言っても自己資本を削って無理に引き上げても、
財務の健全化に反するし、なかなか判断が難しくて困っています。
montontonさん
こんばんは
コメントありがとうございます。
おっしゃる通り、日本のESPがこのまま上昇するとも思えません。
為替が130円になれば、もっと上がるという人もいれば、金融市場でこのままの低金利が続けば、企業が株数を減らすという人もいます。
でも、基本は経済ですから、経済が行き詰まれば、EPSも下がると思いますが。
いつ壁にぶつかるかわわかりませんが、夢を持つのも必要かと考えています。