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8874 09年3月期は資産圧縮・配当は現行水準

ジョイント 8874.T 、09年3月期は資産圧縮を優先・配当は現行水準を維持したい=幹部
08/07/07 13:07



 [東京 7日 ロイター] ジョイント・コーポレーション の織部壽執行役員(広報IR部担当)は7日、不動産業界をめぐる足元の経営環境が不安定なことを受け、今期は大型の新規投資は予定せず、資産売却などを進めてバランスシートの圧縮を優先する方針と述べた。信用収縮などを背景に、株式市場では不動産銘柄や不動産投資信託(J─REIT)から海外投資家を中心とする資金が流出し、株価の大幅な下げが目立つ。こうした状況のもと同社は、個人投資家の呼び込みを引き続き強化する方針で、今後実施する配当金額については、現行の水準(年間30円)を維持することで安定配当を継続し、株主層を拡充したい考えを示した。  ロイターとのインタビューで述べた。

 織部氏は、今期の経営環境は「厳しい」としたうえで、当面は「バランスシートのスリム化を行い、大型物件の仕込みより、むしろ売却をしていく」と語った。案件によっては「追加投資や開発をせず、さら地のまま売却することも考えている」という。 ジョイントは棚卸資産と有利子負債を段階的に圧縮する計画を示しており、09年3月期末までに棚卸資産は08年3月期の2300億円から1500億円に、有利子負債は同2100億円から1100億円にする計画だ。

 同社は2008年3月期決算で、棚卸資産などの評価減を約110億円計上したが、今後のこれ以上の評価減の発生について、織部氏は「経済環境が大前提となるため断言はできないが(08年3月期で)かなり落としたのは事実」と話した。

 一方、株主還元の方策については、08年3月期に年間配当を前の期の27円50銭から30円に引き上げたが「今後もある程度、配当額は維持したい」と述べた。金融機関や海外の投資家以外に、個人投資家を「非常に重視したい」考えで、09年3月期も30円を予定している。

 ジョイントが5月14日に公表した08年3月期連結決算は、売上高が前年同期比11%増の1878億円、当期利益は同30%減の約91億円だった。当期利益の減少は棚卸資産の評価損を計上したことが主な要因だった。 09年3月期は、分譲事業の順調な拡大を見込む一方、流動化事業の低迷が響き、売上高は08年3月期比で約8%減、当期利益は同36%減の減収減益を見込んでいる。

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