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5741 UACJ
13年10月古河スカイと住友軽金属が合併して誕生。アルミ圧延能力で世界3位。社名の由来は「United Aluminum Company of Japan」の頭文字。
同社の株価の年初来高値は358円。4月27日に付けた高値が直近高値となっているように、5~9月までの5ヵ月間、下落トレンドにあった。直近安値は9月29日に付けた188円。4月高値に対する下落率は△47.5%の大幅な下げ。しかし、188円を大底に足元の株価は、225円付近に戻している。
テクニカルのリバウンドで底打ちして、今週の外需株や素材株などに見られたリターンリバーサルの動きで、内需株を利益確定した資金の一部が、同社の下値を買っている。リバランスの動きが進んで、同社株価には一段の戻り余地があると考えている。
調整局面(株価下落トレンドの過程)を見ると、7月以降に下げ足を早めた。まず中国・上海株バブルの崩壊で中国経済への減速懸念が高まったこと。当該銘柄については、7月末に今期(16年3月期)第1四半期決算を発表して、業績の低迷が懸念されたことも、売りを加速した。
第1四半期決算は、売上高1470億円(前年同期比+4.7%)、営業利益46.3億円(△29.4%)、経常利益37億円(△40.8%)、純利益23.2億円(△36.6%)、1株当たり純利益5.4円実績だった。
併せて中間期、通期とも、期初計画の下方修正発表を行った。アルミ地金市況価格の下落で棚卸し評価関連の悪影響が拡大して、収益ともに期初計画を減額した。株価下落の主因は中国経済の景況停滞、同社の利益減額見込みの2つにある。
中国経済の減速懸念については、株価にだいぶ織り込まれたと見ている。今後は、中国政府による政策期待が高まる可能性。
2つめの業績低下についても、アルミ市況も底入れ接近と考える。
アルミニウム価格の推移を伝えるネット上の資料では(「世界経済のネタ帳」より)、15年5月=217.73円/Kg、15年6月=208.86円/Kg、15年7月=202.06円/Kg、15年8月=190.78円/Kgと下値模索になっているが、10月に原油価格が50ドル/バレルと中東不安(露のシリア空爆など)を原因に2ヵ月半ぶり水準に戻すのと歩調を合わせてコモディティ価格は反発している。
そのため過度の業績懸念も後退していく状況にある。
下方修正後の数値で、会社側の業績見込みは、売上高6100億円(前期比+6.5%)、営業利益170億円(△28.2%)、経常利益130億円(△39.1%)、純利益60億円(△30.6%)、1株当たり純利益14.0円見込みとしている。
9月末時点の市場コンセンサスも会社計画並みの業績を今期は予想している。ただし、来期(17年3月期)は最終利益117億円とほぼ倍増近い増益予想、1株当たり純利益も27.3円予想とほぼ倍増するとの見方。
これは自動車外板としてのアルミ需要が高まる見通し(軽量化に伴う燃費向上策)。また、とくにLNG(液化天然ガス)輸送船向けアルミ厚板需要の増勢期待がある。
LNG輸送船は、国内原子力発電所の稼動低下で火力依存が高まったことから、建造数が今後5年程度高止まりすると見られている。17年から米国産シェールガスの対日輸出も開始の見通しである。
同社はLNG輸送船の新建造船は30隻前後と見通して、高採算のLNG輸送船向け厚板が今後2-3年で3倍程度に拡大すると見ている。生産設備の増強を決議する可能性もある。
運び込む船に加えて、貯留のガスタンク向けアルミも増勢期待が強いことも中期的な期待材料になる。
下方修正後の今期の利益見通し、またPBR0.69倍と強いバリュエーション面の割安感、今後、高い水準で推移するであろうアルミ需要を背景に、中期的に株価の戻り歩調が持続すると期待している。
買いメドは230円程度まで、想定の取り組み期間は3-4週間程度。想定目標株価は@270円付近への戻りを期待。
一方、損切りについては190円割り込みでリスク許容に応じて要検討と考える。
(09日終値@224円に対する目標株価の想定上昇率+20.5%前後)
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