週明けの米国株式市場は、中国の追加景気対策期待から、中国経済の見通しや、9月のIMF非製造業の指数から利上げ観測に楽観的な見方が台頭し、前FRB議長のバーナンキ氏発言も手伝って、利上げ観測が遠のき、NYダウは△304ドル高と続伸し、3市場そろって続伸、特にS&P500は今年初の5日連続高となった。
6日の東京株式市場は、欧米株高や円安を受け、世界的リスクオフムードから続伸して始まるでしょう。FRBの利上げ後退で、日銀の追加緩和は10月30日と確信する。
環太平洋経済連携協定(TPP)は閣僚会合で大筋合意した。12カ国の巨大な経済圏が誕生することとなる。新薬の保護期間は8年間となり、乳製品に関しては、日本は輸入特別枠の所得で合意。自動車関税は中期計画で撤廃となる。これらを受け、各国は国内手続きに入って行く。日本は、農業対策を強化してくるだろう。決算が本格化するが、中でも小売株に注目し、海外情勢の不安定な部分を内需で補いそうで小売業株も注目したい。今日も為替の動向を横目で見ながら強気の投資と行きましょう。
【中国株式市場】
国慶節のため、中国本土市場は休場。
香港ハンセン指数は、大幅続伸。米国の9月分雇用統計で非農業部門の雇用者数が14万2000人増と市場予想を大幅に下回ったことから利上げ観測が後退したことを好感。また、原油や金などの商品価格の上昇も追い風となった。