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本日の市況


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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  
18540.68(-895.15)▼4.61%

◎TOPIX  
1480.87(- 92.14)▼5.86%

◎売買高概算   39億4933万株
◎売買代金概算   4兆1075億円
◎時価総額   534兆2261億円

◎値上り銘柄数    8   
◎(年初来)新高値   2
◎値下り銘柄数 1880   
◎(年初来)新安値 543
◎変わらず      3

◎騰落レシオ(25日) 
74.99%(前日比6.01%低下)

◎サイコロ(日経平均) 4勝8敗 
○○●●○●○●●●●● 33.3%

◎カイリ率(日経平均) 
25日線比-9.16%  
75日線比-8.75%

◎為替  
(対 ド ル)120.95(前日比1.94円高)
     
(対ユーロ)138.61(前日比0.36円安)

◎出来高上位

1.みずほ  <8411> 
229.6円(- 20.4円)42837万株

2.三菱UFJ<8306> 
746.9円(- 68.0円)17024万株

3.東電   <9501>   
775円(-   67円)11348万株

4.新日鉄住金<5401> 
245.0円(- 18.7円) 7795万株

5.シャープ <6753>   
162円(-    4円) 6790万株

◎売買代金上位

1.日経レバE<1570> 
14700円(- 1440円) 4465億円

2.トヨタ自 <7203>  
6994円(-  506円) 1472億円

3.三菱UFJ<8306> 
746.9円(- 68.0円) 1297億円

4.三井住友 <8316>
4635.0円(-406.0円) 1007億円

5.みずほ  <8411> 
229.6円(- 20.4円) 1004億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1010万株 買い380万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅に5日連続安、895円(4.61%)安の1万8540円と2月以来およそ6ヶ月ぶりの安値水準となっています。日中安値は14:13に付けた937円安の1万8498円、5日間の下げ幅は2079円、8月11日の戻り高値2万0946円(ザラ場)からは2406円、率にして11.4%の下げとなります。

 中国など世界的な景気減速懸念から週末のNYダウが530ドルの大幅安となったこと、円相場が1ドル=121円台の円高となったことを嫌気して朝方から幅広い銘柄に売りが先行。売り一巡後は一旦下げ幅を縮める場面もありましたが、10:30スタートの上海市場が本日も大幅安となっており、中国・上海発の世界株安の連鎖が続くという不安感から引けにかけて再び下げ幅を拡大しています。香港、台湾、韓国など他のアジア主要市場も軒並み大幅安です。

 円相場は、中国経済の悪化で米国の利上げ開始が遅れるという見方が強まったことで日米金利差縮小の思惑からドル安・円高の動きとなっています。売買代金は概算4兆1075億円、上海総合指数は297ポイント(8.4%)の大幅安で3209です。

 尚、上海総合指数は6月12日に約7年5ヶ月ぶりの高値5178ポイントを付けてから急落となっており、本日の終値まで値幅にして1969、率にして38%の下げとなっています。

 業種別では、33業種全て下落。不動産、銀行、鉄鋼の下げが7%を超え、自動車、証券、電力ガス、医薬品、建設、電機などが5%超の下げとなっています。

 相場全般安の中にあって、第一工業製薬が14円高の359円、サッポロHDが13円高の504円、日本電子が13円高の657円、神戸物産が130円高の1万1680円、乾汽船が6円高の900円と値を上げています。


 個別銘柄では、三菱地所が212円(7.5%)安の2578.5円、三井不が299円(8.2%)安の3317円、住友不が373円(8.4%)安の4050円、東京建物が135円(8.0%)安の1536円と8%を超える下げとなっています。

 中国経済の減速懸念から売りが膨らんでいますが、不動産株は流動性が高く、海外投資家の持ち株比率が高いため、本日のような相場下落局面では売られやすい面があります。

 日立建機が73円安の1801円と7日連続安で2年7ヶ月ぶりの安値水準となり、コマツも51.5円安の2092.5円と7日連続安で1年5ヶ月ぶりの安値水準まで下落。中国事業の比率が高い銘柄として連日の下げとなっており、他の中国関連では村田製作が1450円安の1万5260円となっています。

 原油価格が一時1バレル=40ドルの節目を割り込むなど中国など世界景気の先行き不透明感を背景に需給悪化懸念が出ており、国際帝石が7日連続安で50.5円安の1150円、石油資源開発も7日連続安で185円安の3240円、石油元売り大手のJXも9日連続安で18.2円安の447.9円と連日の下げとなっています。

 新日鉄住金が18.7円安の245円と7%の下げとなっています。昼ごろにグループの日鉄住金鋼管の川崎製造所で火災が発生したと伝わり、火災による損失を懸念した売りが膨らんでいます。

 一方、リチウム2次電池正極材料を手掛ける田中化学研究所が連日でストップ高、100円高の701円となっています。住友化学と従来品に比べて電池容量を最大で7割高められる次世代正極材を共同開発したと報じられ、好感した買いが集まっています。






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【2】主な投資判断                        **
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[UBS証券]
 据置き   A
(6367)ダイキン  10,200→ 9,700円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A
(6098)リクルート  4,900→ 5,460円

 引上げ B→A
(6963)ローム   8,600円

 引下げ B→C
(4062)イビデン   1,850円

[みずほ証券]
 据置き   A
(2802)味の素   3,210→ 3,410円

 引上げ B→A
(8515)アイフル   380→  570円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価




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【3】本日の経済指標等の結果                   **
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◎6月の景気動向指数(CI)改定値
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 CIは、景気がどのくらいの強さで回復や後退しているのかを示す指数で、2010を100としています。

 本日発表の改定値は前月比1.0ポイント上昇の112.3。速報値(112.0)からは小幅な上方修正となっています。





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【4】信用取引と信用残                      **
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 未決済となっている建株(たてかぶ)の残高を「信用残」と呼び、カラ売りして買い戻しされていない建株の残高を「売り残」、信用買いして売り返済されていない建株の残高を「買い残」と言います。

 建株とは信用取引において未決済のものを指し、建玉(たてぎょく)とも呼ばれ、信用取引で買う(売る)ことを「買い(売り)建てる」と言います。

 信用取引においても普通取引と同様に買いから入る投資家が多く、信用残も通常は買い残のほうが多いものです。ただし、その度合いは銘柄毎に異なり、売り残・買い残の多い少ない、あるいはその変動の大きさを知るには過去の推移と照らし合わせて見る必要があります。

 株式相場の特性の一つとして、上昇時には出来高が増えるというのがあります。上昇することで注目度や人気度が高まり、利益確定の売りをこなしながらさらに参加者が増えていくことで出来高が増加します。

 信用買いするということは近い将来(6カ月以内)の先高を見込んでいるわけで、思惑通り株価が上昇していけば参加者も増え、新たな参加者の買いに売り(反対売買)をぶつけて首尾よく利喰うというのが好事例で、上昇傾向が続くかぎり買い残の多さは問題とはなりません。

 一方、株価上昇にともない買い残が一方的に増加した後、上昇力が鈍り上値の重さが意識され始めると、買い残自体が相場の重し(反対売買による需給圧迫)となります。※相場格言「人気の重みで株価が沈む」

 通常、信用取引には6カ月の返済期日があり、期日内に思惑どおりに利益を確保できない場合、買い方の損失確定の売り(いわゆる「投げ」)で相場下落に拍車がかかり、投げが入って相場が底を打つケースもあります。




 8月決算銘柄の権利付最終売買日は今週26日(水)です。8月決算の銘柄は小売業が多く、買物優待券や食事券など株主優待を実施している銘柄が多いので要チェックです。
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