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本日の市況


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【1】今日の相場           
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◎日経平均  
17880.51(+308.68)△1.76%

◎TOPIX  
1453.81(+ 26.84)△1.88%

◎売買高概算   26億4224万株
◎売買代金概算   2兆8054億円
◎時価総額   524兆4718億円

◎値上り銘柄数 1583   
◎(年初来)新高値   8
◎値下り銘柄数  255   
◎(年初来)新安値 114
◎変わらず     61

◎騰落レシオ(25日) 
68.15%(前日比3.66%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 
○●○●●●○○○●●○ 50.0%

◎カイリ率(日経平均) 
25日線比-2.82% 
75日線比-9.47%

◎為替  
(対 ド ル)120.40(前日比0.47円安)
     
(対ユーロ)134.45(前日比0.01円高)

◎出来高上位

1.みずほ  <8411> 
235.2円(+  7.0円)23941万株

2.三菱UFJ<8306> 
751.7円(+ 28.4円) 7803万株

3.シャープ <6753>  
146円(-    9円) 7291万株

4.ANA  <9202> 
344.6円(+  2.9円) 4488万株

5.新生銀  <8303>  
255円(+   14円) 4408万株

◎売買代金上位

1.日経レバE<1570>
13300円(+  340円) 2469億円

2.トヨタ自 <7203> 
7195円(+   95円)  914億円

3.三菱UFJ<8306> 
751.7円(+ 28.4円)  577億円

4.ソフトBK<9984> 
5906円(+   32円)  560億円

5.みずほ  <8411> 
235.2円(+  7.0円)  554億円



◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2350万株 買い960万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日ぶりの上昇で大幅高、308円(1.76%)高の1万7880円で取引終了です。昨晩のNYダウは78ドル安でしたが、本日は権利付き売買最終日とあって9月末の配当取りを狙った買い、加えて騰落レシオが昨日に64%を付けて底値形成から自律上昇局面近しというシグナルを発したことで朝方から買いが先行。

 昼からは安倍首相と黒田日銀総裁が会談したことをきっかけに日銀による追加金融緩和への期待が高まり、不動産株や銀行株が牽引する形で引けにかけて相場全体を押し上げています。売買代金は概算2兆8054億円、上海総合指数は50ポイント(1.6%)安の3092です。

 業種別では、不動産、電力ガス、食品、銀行、建設、医薬品などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、日清製粉Gが95円高の1710円、味の素が136.5円高の2561.5円、日本ハムが118円高の2538円となるなど食品株が大幅高。日本チェーンストア協会が昨日発表した8月のスーパー売上高が前年同月比2.0%増と5ヶ月連続で伸びており、好感した買いが食品株に集まっています。

 東京ガスが26.3円高の601.1円と値を飛ばしています。本日は9月末の配当の権利付き最終売買日となり、権利取得を目的とした買いが膨らんでいます。昨日に年初来安値をつけた後だけに安値買いを狙った値ゴロ感からの買いが見られます。

 業種別では不動産業が値上がり率トップで、三井不動産が196円高の3315円、東京建物が87円高の1481円、野村不が137円高の2423円、三菱地所が88.5円高の2480.5円、住友不が139円高の3936円と大幅高です。

 本日昼に安倍首相が日銀の黒田総裁と会談したのを受け、日銀による追加金融緩和への期待がにわかに高まっており、不動産株に物色の矛先が向かっています。

 三益半導体が65円高の1114円と値を飛ばしています。13時に6~8月期の単独決算とともに自社株のTOBを発表。株式需給の引き締まりを好感した買いが入っています。買付価格は1株1000円で、中沢正幸社長など複数の大株主が売却する意向を示しています。

 東大医科研発のベンチャーのメディネットが21円高の174円。iPS細胞を用いた免疫細胞治療について、東京大学と共同開発することで基本合意したと発表。新たな治療法確立による将来の収益寄与を期待した買いが入ってい
ます。

 その他、今期純利益が3期ぶりに過去最高更新見通しを発表のテルモが290円高の3465円、グリコが430円高の5700円、成田・関空などの空港免税店を展開するJALUXが191円高の2419円、9月度売上高好調のしまむらが890円高の1万3280円、「新3本の矢」関連で保育所を運営するJPHDが29円高の323円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、矢作建、日本基礎技術、リニカル、ビオフェルミン、ホシザキ、日本管財・・・等々です。





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【2】主な投資判断           
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[クレディS証券]
 据置き   C
(5938)LIXILG   2,200→ 2,300円

[野村証券]
 引上げ B→A
(4527)ロート製薬   2,250→ 2,300円

 引上げ B→A
(9503)関西電力   1,880円

[SMBC日興証券]
 据置き   A
(6479)ミネベア   2,600→ 1,800円

 据置き   A
(6963)ローム  10,000→ 7,000円

[三菱UFJMS証券]
 据置き   A
(4293)セプテーニ   1,900→ 2,400円

 引下げ A→B
(7211)三菱自動車   1,330→ 1,160円

※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記
※投資判断を再開した場合は新規と記載
※価格は各証券会社が判断する妥当株価





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【3】本日の経済指標等の結果      
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◎全国消費者物価指数(CPI)
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 8月のCPIは、生鮮食品を除く総合が前年同月に比べ0.1%下落しました。2013年4月以来、2年4カ月ぶりの物価下落です。



◎企業向けサービス価格指数
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 8月の同指数は前年同月比0.7%上昇。上昇は26カ月連続で、伸び率は4カ月ぶりの大きさとなりました。伸び率も2カ月連続で拡大しています。



◎外食売上高
 ―――――
 8月は前年同月比3.2%増で、2カ月連続のプラス。台風などの影響により全体として客数は減少しましたが、客単価の上昇により外食全体の売上高はアップしています。





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【4】ランキング(鉱業)        
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 下記は「鉱業」に分類される銘柄の時価総額ランキングです。

 時価総額は前日の値、参考として掲載する売上高は前期実績、PERは日経算出の予想PERです。海洋掘削は赤字見通しのためPERの算出はありません。


          
 <時価総額>  <売上高>  <PER>

 1位 国際帝石
 1兆5858億円 1兆1712億円  22.6倍

 2位 石油資源  
 1871億円  3049億円  16.0倍

 3位 海洋掘削   
 469億円  325億円   ――

 4位 K&Oエナジー
 424億円  861億円  10.1倍

 5位 日鉄鉱    
 410億円  1254億円  9.1倍

 6位 三井松島   
 163億円  679億円  81.8倍

 7位 住石HD   
 57億円  200億円  12.4倍


 ※日経平均株価の昨日現在の予想PERは13.9倍です。

 
 なお、上記7銘柄はいずれも昨日時点でPBR(株価純資産倍率)が1倍を下回っています。

 ちなみに、ひと口に「こうぎょう」と言いましても、漢字にすると「鉱業」「工業」「興業」など様々です。東証の業種分類にあるのは「鉱業」のみですが、ラジオでは「鉱業」を「山の鉱業」と言い、一般によく使われる「工業」などと区別しています。



 直近の動きを見てみますと、相場は8月26日、9月8日、そして本日と三度下値を確認しています。本日の相場はいくつかの要因が重なり大きく反発しましたが、来週も上値を切り上げつつ堅調に推移すれば、底打ちを示唆する強力な足型「逆三尊」を形成する可能性があります。
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